第一話
きがついたら、ということばがただしい
ぼくはほんとうにいつのまにかそこにいたのだ
くらやみというからだと、すこしのちしきをもって、ぼくはうまれた
ちいさなちいさな、どうくつのなかで
とりあえず、てきとうにからだをうごかしてみたんだ
すると、なにかかたいものにぶつかったかんじが、いっしゅんしたあと
そのかたいものはきえていた
たのしくなって、うごきまわった、おなじかんかくがなんどもくりかえされた
だんだん、このどうくつがひろがっていっているのがわかった
とちゅうで、それがどうくつのかべで、ちしきによるといしであることにきがついた
どうくつのなかをたんさくしてみることにした
かたいかんじがしないほうにすすんでいった
けっこうひろかった
たびたび、なんかかたいけど、いしほどではないものにぶつかった
すぐにきえたからきにするひつようはたぶんない
それがなんかいかつづいたあと、なんかあたまのなかにひびいた
ちしきによると、それはおとというらしい
なにかがさわいでいるようなおとがきゅうにきこえて、びっくりした
びっくりしたとどうじに、あばれちゃった、たくさんのかたいかんじといっしょに、おとはきえた
むがむちゅうで、あばれまわっていたら、きゅうにひかりがとびこんできた
たぶんちしきによると、めがみえるようになったのだ
さいしょはなれなかったけど、だんだんなれてきた
そして、いっかいれいせいになって、まわりをみてみた
すると、なんかみどりいろがみえた、あれはちしきによるとごぶりん、というらしい
なんひきかいる
ぼくははじめてあったそのそんざいにどうせっすればいいのかわからなかった
ちしきによると、じこしょうかいをするといいらしい
うーんうーんと、かんがえていると、いつのまにかごぶりんたちはいなくなってしまった
かなしいとかんじた、またあったら、じこしょうかいをしようとおもった
どうくつのたんさくをさいかいした
なんか、しろくてかたいやつとであった、ちしきによると、すけるとんというらしい
ぼくはこんどこそ!とおもい、じこしょうかいをしようとしてみた
しっぱいした
まだこえというやつのだしかたをしらなかった
ぼくはどうくつのたんさくとともに、こえをだすれんしゅうをすることにした
なんとかだそうと、がんばる
でた、うれしくなって、こえをだしながらはしゃいだ
はしゃぎつかれた
なんかからだがだるくなった、うごきすぎたらしい
ぼくはねることにした、はじめてのすいみんだ
すいみんにはいろうと、じっととまる
たまにちょっとうごく
けど、なるべくとまる
それでもねれないのですこしおきたときのことをかんがえる
じこしょうかいのれんしゅう、これはやる
どうくつのたんさく、これもやる
だれかとはなす、これもやりたい
ちしきによると、「ともだち」というのがあるらしい
ぼくはともだちをつくることにした
そんなことをかんがえていたら、ぼくのいしきはいつのまにか、きえていた―――
なまえ、なし
ともだち、0
どうも、孤宵です
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