6【スライムを】侵入者?掃除いたします【称えよ】
「――よし、魔力循環理論の初級はここまでだ。次は構築命令式の演習に入る」
「う、うう……む、難しい……もう頭から湯気出そう……」
「甘ったれるな。ここまででまだ基礎の3%にも満たん」
「スパルタすぎて涙出てきた……」
120 名前:名無しのダンジョンマスター
ガチでブラック塾じゃんww
121 名前:名無しのダンジョンマスター
エリちゃんが先生だと成績上がるけど寿命も縮むやつ
122 名前:名無しのダンジョンマスター
でもなんかスレ主、ちょっとずつ成長してるよな……
そんなやりとりの中――
\ピピッ!/
タブレットから不穏なアラート音が鳴った。
画面の一角に赤い警告ウィンドウが出現。
『※警告:外部からの侵入者を検知※』
『推定戦闘力:Eランク(人間種/単独)』
「……えっ?今なんて?」
「侵入者、だと……?」
エリちゃんが空中にウィンドウを展開し、リアルタイムのダンジョンマップに目を走らせる。
真っ白だった構造図に、小さな“赤い点”が表示されていた。
「どうやら、このダンジョンの存在を感知した者が“試しに入ってみた”らしいな」
「え!?ちょっ、俺まだ何も準備してないんだけど!?」
123 名前:名無しのダンジョンマスター
おいおい、もうバレてんの!?
124 名前:名無しのダンジョンマスター
早くない!?まだ1部屋と図書室しかないだろ!?
125 名前:名無しのダンジョンマスター
Eランクなら、ワンチャン逃げ切れそうだが……防衛戦ワクワク
「……初陣だな、主よ」
「まじかよぉぉぉぉ……!」
俺はパニックになりながらも、表示された“防衛モード”のボタンをタップ。
――選択肢が出た。
【現在の防衛可能手段】
▶ スライム(エリちゃん)召喚配置【済】
▶ 一時的防衛壁の生成(魔力10MP)
▶ 罠設置(選択肢:落とし穴、催涙煙、滑る床)【MP各5】
▶ モンスター召喚【MP10~】
所持魔力:18MP
「足りねぇぇぇ!!」
「落ち着け。魔力効率でいえば“初見殺し”が有効だ。主、落とし穴を2マス分、通路の先端に構築しろ」
「指示がプロすぎるよ先生!」
俺は震える手で罠を設置し、エリちゃんは前線へふわりと移動。
「さあ……来い、愚かなる侵入者よ。我らが知識と技術の第一歩に、貴様を捧げてくれる――!」
「こっわ!!何そのダークモード!」
126 名前:名無しのダンジョンマスター
先生モードから戦闘モードに移行するスライムこわE
127 名前:名無しのダンジョンマスター
スライムのくせにボス感あるのどうして……
128 名前:名無しのダンジョンマスター
エリちゃん「この戦闘、講義に組み込みます」
そして、侵入者が――
ひとり、真新しい図書室の廊下に足を踏み入れた。
その直後、
ズボォッ!!
落とし穴にハマった。
「うわあああ!? 何だこのダンジョン!?」
「完璧な設計だ、主」
「いやほんとに初見殺しすぎる……」
\バトル終了!/
『防衛成功:魔力報酬 +15MP』
『初侵入者撃退達成:実績解除!“初陣の勝利”』
129 名前:名無しのダンジョンマスター
完 全 勝 利
130 名前:名無しのダンジョンマスター
罠だけで倒すスタイルwww
131 名前:名無しのダンジョンマスター
スライム先生の戦術ヤバすぎんか?
「……ふっ、これが“実践教育”だ」
「教育って名の実戦じゃねーか!!」
防衛戦が終わった直後――タブレットが音を立てた。
\ピロン♪/
『実績解除:初陣の勝利』
『新システム【召喚進化ツリー】が開放されました』
「……召喚進化ツリー?」
「ふむ。想像以上にシステムの成長が早いな。これは……“上位存在の干渉”が入っているかもしれん」
「え?上位存在?なんかまた怖いワード出てきたぞ!?」
132 名前:名無しのダンジョンマスター
ようやく来たか進化システム!
133 名前:名無しのダンジョンマスター
ダンマス系の醍醐味よなコレ!
134 名前:名無しのダンジョンマスター
スライム進化はよ。まずはゼリー→クイーンだろ
【新システム開放】
召喚進化ツリー
モンスターの使用実績・図書室での学習量・主の魔力支給によって、配下の能力が進化可能に!
【エリ(スライム)進化候補】
▶ スライム・セージ(知識特化:図書室連携ボーナス)
▶ スライム・バトラー(サポート特化:掃除・補助・礼儀作法も完璧)
▶ スライム・メイガス(魔法戦闘特化:新たな呪文の開放)
「うわ……なんかもう、スライムじゃない未来が見えてきた……」
「どれも魅力的だな。主、私にどの役割を求める?」
エリちゃんがうっすら笑って問いかけてくる。
「え……俺が決めていいの?」
「当然だ。“主”の選択こそが、私の進化を定める。“絆進化”というやつだな」
「厨二感あるけど悪くない……!」
135 名前:名無しのダンジョンマスター
セージ一択だろ!?図書室もあるし!
136 名前:名無しのダンジョンマスター
でも掃除も大事なんだよな……
137 名前:名無しのダンジョンマスター
バトラーになったら敬語スライムになるのか
一方、その画面の隣には――
新召喚枠解禁
召喚カテゴリー【魔物図鑑 初級】開放!
使用可能魔力:33MP
→ 召喚可能リスト出現!
【初級召喚可能リスト(一部)】
・スケルトン兵(必要MP:15)
・マンドラゴラ(必要MP:20)
・ゴブリン(必要MP:18)
・魔法使いの残留思念(レア/必要MP:30)
138 名前:名無しのダンジョンマスター
ゴブリン来たァァァ!ダンジョン感マシマシ!
139 名前:名無しのダンジョンマスター
思念系きた……地味に強いやつだこれ
140 名前:名無しのダンジョンマスター
モンスター組織作り始まる予感
「よし……少しずつ、でも確実に“俺のダンジョン”が形になってきてる」
「その意識の変化、上出来だ。主」
ふわりと浮かぶエリちゃんが、少し嬉しそうに微笑んだ。
「進化するか? それとも、新たな仲間を召喚するか?」
「……どっちもやりてぇ~~!!でもMP足りねぇ~~~!!」




