3【なにを】召喚する種族決めてクレメンス【だれを】
25 名前:名無しのダンジョンマスター
初期魔力チャージには体力消費がいるらしい。スクワット100回しろ
「……いやいや、マジで言ってんの?」
画面に表示されたそのレスを見て、俺は思わず額に手を当てた。
もっとこう、魔法陣描いたり、古代語の呪文を詠唱したり、神の啓示を受けたり……そういうのを想像してたんだけど?
でも、現実はこれだ。
スクワット。
「……やるしかないんだよな」
なんせ、他にやれることがない。むしろ、今この空間で何か“具体的な行動”が示されたこと自体がありがたい。
「っしゃああああああああああ!!」
俺は気合いを入れて、真っ白な床に足を広げ、腰を落とした。
「いち、に、さん……」
始めは軽快だった。
だが。
……20回目。
「ふっ、はっ……ちょっとキツいかも」
……40回目。
「くそっ……太ももが……これは試練……!」
……60回目。
「汗が、汗が白い床に……キラッて、いやそういう感動いらん!」
……80回目。
「し、死ぬかもしれん……マジで……」
「はぁっ、はぁっ……っ、98……99……」
「――100っっ!!」
俺は最後の力を振り絞って、白い空間に魂のスクワットをぶちかました!
\ピンッ/
『初期魔力チャージ完了。現在魔力量:10MP』
「……っマジかよ……マジで貯まったのかよ……!」
タブレットの画面に表示されたメッセージを、汗だくのまま凝視する。
ついに、何かが動いた……!
47 名前:名無しのダンジョンマスター
お、マジで溜まったか。草。適当に言っただけなのに
48 名前:名無しのダンジョンマスター
こんなのでたまるのかよ超楽じゃん
49 名前:名無しのダンジョンマスター
スクワット100回はきつくね?
50 名前:名無しのダンジョンマスター
きつくて草
掲示板の住人たちがざわめいている。
おいおい、テキトーで言ったのかよ!?でも本当に魔力が溜まったってことは、もしかしてこのスレ……現実とリンクしてる?
ということは――このスレの"安価"、本当に運命を左右するってことか。
画面に新たな選択肢が表示される。
▶ モンスター召喚(必要魔力:10MP)
▶ ダンジョン構築(必要魔力:30MP)
「召喚……できる、のか?」
脚はもうガクガクだ。でも、たった10MPで"何か"が呼べる。そう考えると、この疲労も悪くない。
タップすると、召喚名を入力するテキストボックスが表示された。
「え、自由入力? 選択肢ない感じ?」
だが、次の瞬間――
『安価アプリを実行します』
「え、ちょ、ま――勝手に……」
何かを決める暇もなく、画面が切り替わる。
64 名前:名無しのダンジョンマスター
配下の種族募集
>>74
まともなので頼む。頼むぞおまいら
65 名前:名無しのダンジョンマスター
天使とかよくね?
66 名前:名無しのダンジョンマスター
スライムなったら俺一生このスレ見る
67 名前:名無しのダンジョンマスター
スライム一択 最弱は最強への道
68 名前:名無しのダンジョンマスター
アンデッドとかもありか?
(……いや、案外マジで議論してる!?)
画面越しに伝わってくる不思議な熱量。みんな、真剣に俺のダンジョンの配下を決めようとしてくれてる……気がする。
73 名前:名無しのダンジョンマスター
やっぱり魔王と言ったら魔族だろ
74 名前:名無しのダンジョンマスター
全部。あえて選ばない選択
「ちょ、待っ……全部!?」
75 名前:名無しのダンジョンマスター
さすがに通らんだろ
76 名前:名無しのダンジョンマスター
わざわざ聞いてくるのに全部は無理そうじゃね?
「いやほんとそれな!!」
自分の運命がネットの住人たちのノリで決まっていくこの恐怖……!




