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ダンジョン魔王。安価でダンジョン運営する  作者: とあるアルパカ


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3/11

3【なにを】召喚する種族決めてクレメンス【だれを】

25 名前:名無しのダンジョンマスター

初期魔力チャージには体力消費がいるらしい。スクワット100回しろ


「……いやいや、マジで言ってんの?」


画面に表示されたそのレスを見て、俺は思わず額に手を当てた。


もっとこう、魔法陣描いたり、古代語の呪文を詠唱したり、神の啓示を受けたり……そういうのを想像してたんだけど?


でも、現実はこれだ。

スクワット。


「……やるしかないんだよな」


なんせ、他にやれることがない。むしろ、今この空間で何か“具体的な行動”が示されたこと自体がありがたい。


「っしゃああああああああああ!!」


俺は気合いを入れて、真っ白な床に足を広げ、腰を落とした。


「いち、に、さん……」


始めは軽快だった。


だが。


……20回目。

「ふっ、はっ……ちょっとキツいかも」


……40回目。

「くそっ……太ももが……これは試練……!」


……60回目。

「汗が、汗が白い床に……キラッて、いやそういう感動いらん!」


……80回目。

「し、死ぬかもしれん……マジで……」


「はぁっ、はぁっ……っ、98……99……」


「――100っっ!!」


俺は最後の力を振り絞って、白い空間に魂のスクワットをぶちかました!


\ピンッ/


『初期魔力チャージ完了。現在魔力量:10MP』


「……っマジかよ……マジで貯まったのかよ……!」


タブレットの画面に表示されたメッセージを、汗だくのまま凝視する。


ついに、何かが動いた……!


47 名前:名無しのダンジョンマスター

お、マジで溜まったか。草。適当に言っただけなのに


48 名前:名無しのダンジョンマスター

こんなのでたまるのかよ超楽じゃん


49 名前:名無しのダンジョンマスター

スクワット100回はきつくね?


50 名前:名無しのダンジョンマスター

きつくて草


掲示板の住人たちがざわめいている。


おいおい、テキトーで言ったのかよ!?でも本当に魔力が溜まったってことは、もしかしてこのスレ……現実とリンクしてる?


ということは――このスレの"安価"、本当に運命を左右するってことか。


画面に新たな選択肢が表示される。


▶ モンスター召喚(必要魔力:10MP)

▶ ダンジョン構築(必要魔力:30MP)


「召喚……できる、のか?」


脚はもうガクガクだ。でも、たった10MPで"何か"が呼べる。そう考えると、この疲労も悪くない。


タップすると、召喚名を入力するテキストボックスが表示された。


「え、自由入力? 選択肢ない感じ?」


だが、次の瞬間――


『安価アプリを実行します』


「え、ちょ、ま――勝手に……」


何かを決める暇もなく、画面が切り替わる。


64 名前:名無しのダンジョンマスター

配下の種族募集

>>74

まともなので頼む。頼むぞおまいら


65 名前:名無しのダンジョンマスター

天使とかよくね?


66 名前:名無しのダンジョンマスター

スライムなったら俺一生このスレ見る


67 名前:名無しのダンジョンマスター

スライム一択 最弱は最強への道


68 名前:名無しのダンジョンマスター

アンデッドとかもありか?


(……いや、案外マジで議論してる!?)


画面越しに伝わってくる不思議な熱量。みんな、真剣に俺のダンジョンの配下を決めようとしてくれてる……気がする。


73 名前:名無しのダンジョンマスター

やっぱり魔王と言ったら魔族だろ


74 名前:名無しのダンジョンマスター

全部。あえて選ばない選択


「ちょ、待っ……全部!?」


75 名前:名無しのダンジョンマスター

さすがに通らんだろ


76 名前:名無しのダンジョンマスター

わざわざ聞いてくるのに全部は無理そうじゃね?


「いやほんとそれな!!」


自分の運命がネットの住人たちのノリで決まっていくこの恐怖……!

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