夏の日に本当にあった怖かった思い出
あれは中学生の夏休み中でした
何時もの様に自室でPSPのゲームをしていたら一階から母親が「おばあちゃん家行くよ〜」と呼んできました。
前日から行くと言われていたのに忘れていた僕は慌てて下に降りておばあちゃん家に向かいました。
おばあちゃん家では墓参りをしたのちに焼肉をし、年の近い親戚の兄ちゃん達と遊びのかぎりを尽くしました。
家に帰ったのはすっかり日が落ちた後で、その日は夜中までベットでゴロゴロしながら漫画を読む。まさに最高の1日と言っても過言ではない日でした。
時刻は2時を回ったとこだったでしょうか、そろそろ寝るかなぁと部屋を暗くし枕に頭を横にした時、下からゲームの音楽が聞こえて来ました。
僕には兄がおり、その日は一度も見ていなかったのですが、その時僕は
バイトから帰ってきてリビングでゲームをしてるんだ!と思い兄のゲームをしているところが好きな僕は部屋を出て下に降りようとしました。
しかし、2階の廊下は真っ暗で何時もリビングの電気が点いていたら下から光がこぼれる階段も真っ暗でした。
あれ?おかしいなと思いつつ階段を降るとリビングは案の定真っ暗で、僕はもしかしたらパソコンのある部屋(通称パソコン室)でゲームをしてるのかも知れない!と思いパソコン室の扉を開けるとまたもや真っ暗でした。
あれ?おかしいな?空耳だったのかな?と思いつつ二階へ戻り兄の部屋を開けてみると
やっぱり真っ暗でした。そもそも兄はその時バイトから帰って来ていなかったのです。
ちょっと怖くなりつつも寝ようと枕に頭を横にすると
やっぱりゲームの音楽が聞こえてくるのです。
うわぁぁぁ!さっきのはやっぱり空耳なんかじゃなかったんだ!と思い半ばパニックになりつつも階段からリビングを見るもやっぱり真っ暗でテレビすら点いていません。
怖くなった僕は急いで部屋に戻り頭を隠そうと枕を持ち上げました。
するとそこには
電源の入れっぱなしのPSPがあったのです