スナック
この頃になるとほぼほぼお互いの気持ちの確認作業が常だった。依然とはやはり変わっていた。私も彼女も。私も覚えたギャンブルに夢中になっていたし彼女をないがしらにしていた時間が増えていたと思う。彼女もそういう時間が多いからこそ不安でよく繋がりを求めたがった。電話の繋がらないことが増えていたから。
休みの日の昼間はほぼパチ屋に通っていたし夜はスナックで飲むことも増えていった。職場の上司がそういう遊びに連れてってくれて夜の遊びを覚えた。スナックでは若いというだけでちやほやされたし、店のママにも気に入ってもらえた。他の女性と知り合う機会が増えていた。
よく行ってたスナックは職場の近くでテーブルが3つありあとはカウンターが8人ぐらい座れるぐらいの小さなスナックだった。チーママはいなかったんじゃないかな。40歳ぐらいのママと20歳、21歳、26歳の女の子だけの店。同年代がいるスナックだった。
あまり同い年の女の子と話す機会がなかった私はここでの過ごす時間がとても楽しかった。CDの貸し借りなんかもしたり一緒に遊びにいったりした。もちろん、遠距離で彼女がいることは伝えていたけれど。お店主催のボーリング大会なんかも行ったりした。終わった後でお店で飲むのだけれど。
上司はお気に入りの子がいたから初めは付き合いで通っていた。次第に上司抜きで通うようになった。ボトルは上司の落としたもので飲んでいたけれど。色んな話を聞いた。お店の女の子はお店で自分目当てにくるお客さんはみんな好きだと言った。そういうものだと。なるほどと思った。
ここで色んな歌も覚えたし、お酒の楽しみ方を覚えた。いつもいいちこの水割りばっか飲んでたけど。トイレに行った後、おしぼりを貰うのだけどおしぼりを渡すときに手を見えないようにおしぼりで隠して私の手を握ってきた。他のお客さんにもしていたのは知っていたのだけれど実際やられるとドキドキした。
メールで好きだと言われたこともある。でもみんなに言ってるんだろうってそう思っていたので軽く流していた。この子とは一緒にご飯を食べに行くまではあるけれどこの時はそこまでで終わった。横浜に大切な彼女がいたから。でもこういうことは隠していた。
嘘が下手な私はうまく誤魔化すことができないからだ。適当に上司とよく飲みに行っていると言っていた。余計な心配はさせたくなかったしそうさせてしまうのは目に見えていたからだ。




