夢の国
リアルを忠実に再現しています。
回想シーンと現実が入り乱れます。
一部フィクションがあります。
大切だった彼女の記憶。
秋も深まり冬の到来を告げていた。夏の終わりに約束したディズニーランドに3人で行くことになった。彼女も子供も大喜びしていた。私もめちゃくちゃ嬉しくて楽しみでしかたなかった。10月から11月に変わる頃、約束のテーマパークに来ることができた。
車でディズニーランドに来た。入口では記念写真が撮れる場所があって写真を3人で撮った。みんなが笑っているいい写真が撮れた。楽しい時間が過ごせることを示唆していたはずだった。
「楽しみだね♪」
「久しぶりだなあ♪」
「ディズニーランドは初めてだ。」
「一緒にこれてよかったね♪」
「はやく行きたい~。」
息子君も嬉しくてスキップしていた。今にも走り出してしまいそうだったので慌てて手を繋いだ。夢の国に来た。実際入ってみるとお馴染みのミッキーマウスやミニーマウス、ドナルドなど沢山のキャラクターがいた。まさに夢の国だった。これは大人でもワクワクする。
「私ミッキー好きなんだ♪」
彼女は朝からずっとご機嫌だった。いや昨日の晩から、それよりももっと前から電話の時からそうだった。それほど彼女はここに来たかったようだ。彼女の特大の笑顔が見えた。それだけでここに来たかいがあった。
「ねえねえ。一緒に写真撮ってよ♪」
「はいはい。」
「渋々しない!綺麗にとってよね。」
「はい。わかりました。」
「ほら。しっかりね。」
彼女をキャラクターを一緒に写真を撮った。こんなに笑顔の彼女を見るのは久しぶりだしスマホ越しに沢山見れて私も嬉しかった。また新たな彼女の魅力を発見した感じだった。
「久しぶりにめっちゃ笑ってるかも♪」
【よかったね。」
「良い笑顔してるでしょ?♪」
「うんうん。」
はっきりと言い切るのが心地よかったし、そういう彼女が大好きだった。息子君も凄くはしゃいでいて3人の楽しい時間が過ごせていた。色んなアトラクションに乗ったし待ち時間も苦にならなかった。やはりディズニーランドは当時のUSJよりも待ち時間は長かった。話をしている時間が長かった気がする。
一つのアトラクションを乗り終えた後、3人で手を繋いで歩いていた。この時は彼女、息子君、私の順番だったのだけれど。人混みが多くてゆっくり歩いていた。後ろからこんな声が聞こえてきた。
「親子?恋人?わからん。」
初投稿になります。
何分小説の書き方から何もかも熟知しておりません。
思ったままに書いています。
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ここまで読んで頂いて本当にありがとうございました。




