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パズルのピース

リアルを忠実に再現しています。

回想シーンと現実が入り乱れます。

一部フィクションがあります。

大切だった彼女の記憶。

 当時は特に気にかけていなかったのだけど今でいうと彼女はADHD気味で私はASD寄りだった。この時からこういう言葉もあったのかもしれない。ADHDは不注意、多動、衝動性の困難。ASDは社会性、想像力、コミュニケーションの困難。それ故に凹凸が当てはまるところと当てはまらないところがあった。

 

 ADHDならば社会性に優れていていて行動力がある反面、注意欠陥がある。コミュニケーション能力に長けていて基本的に前向きで明るい人が多い。彼女はまさにそんな人だった。


 そして私はというと対人関係、コミュニケーション能力に乏しい。強いこだわりがあり裏表がない。彼女とは性格は違っていた。でもだからこそ良い部分もあった。だからお互い惹かれたのかもしれない。


 ADHD気味な彼女とASD傾向の彼氏。そんな2人だった。だから面白い逸話は沢山あったし笑える失敗が沢山あった。毎日が刺激的だったし一緒にいるときはお互い興味が尽きなかった。一気に燃えあがった恋だった。

 

 

 「今度、一緒にUSJに行きたい。」

 

 「あー、大阪にできたね。」


 「ねえ。一緒に行こうよ。」


 「△△も一緒にね。」


 「……!うん。」



 当時USJはできたばっかりで今よりもずっと人は少なかった。アトラクションも少なかったので朝から夜までいれば一通り全部回ることができた。夜は花火が上がっていたっけ。私たちは3人で行くことに決めた。とても楽しみだった。


 

 「楽しみだね♪」


 「うんうん。」



 彼女と息子君は神戸に来ていた。息子君もご機嫌だった。4歳になる前だったし前よりも言葉も話せるようになっていた。息子君とは公園でよく遊んだ。それなりに信頼関係が気づけていたと思う。母親と同じよく笑う子だった。息子君も楽しいところに行くってことは理解していた。


 彼女は息子君と車で来ていた。湘南から三ノ宮まで。だから移動は車でできた。相変わらず彼女の運転が多かったけれど。私も運転してみる。免許を取ってから1年以上経っていた。そして田舎でしか運転をしたことがない。神戸の道を走るのは大変だった。彼女の車はMTだったし。


 幸い事故をすることはなく運転できた。長旅を運転してきた彼女を労いたかった。


 

 「見えてきたね!」

 「車止めるところあるかな?」


 「△△!もうすぐ着くよ!」


 「やったー!」



 3人ともテンションが上がっていた。今日は楽しい日になる。そんな気分だったし実際にそうだった。とても楽しい日になった記憶だけが残っている。チケットも当時は今よりもっと安かった。


 

 「着いたね。」

 「よし行こう!」


 「しゅっぱ~つ!」

 「しゅっぱ~つ!」

 「しゅっぱ~つ!」



 3人は入場口を目指して歩いた。





初投稿になります。

何分小説の書き方から何もかも熟知しておりません。

思ったままに書いています。

高評価や感想を頂けると今後のモチベに繋がります。

ここまで読んで頂いて本当にありがとうございました。

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