EP67 地球人類の夜明け 明日という日は明るい日と書くのね *
2023年12月24日 午前1時00分
ナイアルラトホテップはもう消える。
その中に、いつもの一人の女性人格が現れる。
(主人格) 俺は貧しさに負けたのか!
(女人格) いいえ 世間に負けたの
(男女) この宇宙も追われた~♪
いっそきれいに死のうか~♪
*もう死にそうですよ、あなた。
*今一番おいしいとこだろうが!
一万年、力の限り生きたから 未ぃ練んんなどないわ~♪
花さえも咲かぬ~ 二人は枯れすすきぃぃ~♪
*逝こう。
* 1974年 昭和枯れすすき
作詞 山田孝雄 作曲むつひろし
唄 さくらと一郎*
2023年12月24日 日本時間午前6時47分
地平線から太陽が顔を出す。
邪神ナイアルラトホテップは、創造神に吸収され消滅した。
一夜明け、まだ興奮覚めやらぬタケシ、SHADOクルーたち。
その時SHADO指令室に、一人の仙人のような老人が出現した。
「あー、取り込み中のところ、すまんが全員傾注してくれ」
「地球人類の我が子たちよ、よく戦った。
全人類の祈りと、救世主タケシの祈りの波動が核となり、地球からその波動が銀河宇宙全体にも届いたのじゃ」
「最後にナイアを倒したのは、地球人類の愛の波動と銀河宇宙の善なる霊子が融合した、究極の愛の元気玉なのだよ」
「「「あっ、あなた様はいったい??」」」
老人は、それには答えない。
「地球人類には、ある私的な事情で多大な迷惑をかけてしまった。その詫びに、霊安室の彼女たちを復活させてやろう」
セ~ノ~ム~~ン!
「よし、これで霊安室の彼女たちは生き返った。万事目出度し、目出度しであろう」
「彼女たちと言われましたが、 あ、あの男性のピーマン医師は?」
「おっとすまん、説明不足じゃったな!
儂は創造神じゃが、神にも苦手なものもあるのじゃ」
「儂は女性の蘇生復活は喜んでするが、男性はキモくてダメなのじゃ!」
「「「!!!なんですとぉぉぉ!!」」」
「これ、ジョセフィーヌや、男の事はお前が蘇生してやるのじゃ」
なぜにジョセフィーヌが指名された?
SHADO指令室全員の目が、ジョセフィーヌに向いた。
「嫌よあなた、あたしだって好みがあるの。ピーマン医師なんて生理的に無理! 他をあたって頂戴!」
「言い忘れたが、ジョセフィーヌは、創造神である儂の妻でな、コホン。SHADOクルーとして潜入させ、タケシたちを監視しておったのじゃ」
ドヤァ
「富永ナイアの監視もしてましたわ」
ドヤァ~ン♡
「「「!!!???創造神さまぁぁ!!!???」」」
「「「!!!???妻ぁぁぁ!!!???」」」
ゲェェェェェ! ゲロゲロゲロォォォォ
「でも、でもですよ、創造神様、ジョセフィーヌ奥様は男性クルーに嫉妬して、便所スリッパを」
「あはっ、あれはTPOに合わせた演技ですの。オホホホ」
「テヘペロ♡」
「じゃあ、あの男性クルー、タメゴロー主任は......当て馬」
ボソリとクルー女性の誰かが漏らした。
「「もう一人いたわ。運のない男がここに」」
ガックリと膝をつくタメゴロー主任が、肩を震わせ男泣きしている。
オヨヨヨヨ
「泣かないで主任、明日という字は明るい日と書くのよ」
「そうよ、きっと世の中には物好きな女もいるかも知れないのよ」
今のタメゴロー主任には慰めになっていない。
......。
SHADO指令室で、成り行きを見ていた陛下。
「しかし、なんとも哀れよのうピーマン。
創造神様に見捨てられ、挙句に創造神様の奥様にも見捨てられるとは、これほど運の無い男も珍しい」
「やっぱり! あんなドスケベで嫌らしい男は、神様だって見放すのね!」
強烈なアイシャの右アッパーカットの追い打ちが炸裂した。
カプセルの中のピーマン医師の魂は、きっと生まれた事を後悔している事だろう。
ピーマン医師を憐れんでいる所へ、復活した正妻候補者やリサが押し寄せて来た。
「「「ご主人様ぁぁぁぁ!!!」」」
ドドドォォー クンカ、クンカ、フンスカ、フンスカ、ニギ~ィ
俺は大量のキスの嵐で、運動会の棒倒し競技のポール状態。
あへっ
「こらっ! 誰だ! どさくさ紛れに俺の息子を触るのは!」
SHADO指令室は、再会の歓喜と涙と歓声で溢れた。
暫くして我に返ったタメゴロー主任が
「SHADOに保管してある10体のクローン素体は、ナイアの攻撃で破壊されてピーマン医師には転移使用できませんが」
「素体がない!? 」
タケシの息子に触れていたパンツ王女が閃いた。
「おお、そうじゃ! それなら儂の旗艦ノジャロゥリに保存しておるアレを使えばよいのじゃ!」
「パンツ王女様、アレと申しますと、アレしか御座いませぬが」
「そうじゃゴーヤ・ウマカバイ、アレと言えばアレしか無いのじゃ」
「御意!」
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クローンボディ転移術式完了!
蘇ったピーマン医師が目覚めると、無事を確かめるように自分の体のあちらこちらを触る。
右手が胸の双丘に、左手が股間を弄る。
「無い!ないない! あるべき俺のイチモツが!」
「ぎゃー、なんじゃこりゃー!」
クローン化したピーマン医師が絶叫した。
「クっクっ、ピーマン医師、喜ぶがよい。これはミューのクローンボディ。ミューを猫の姿にする前に、万が一を考えて作っておいたのじゃ」
「どうじゃ、スケベなお前が女体を手にいれたのじゃ、本望であろうが!」
叫ぶピーマン医師
「ぎゃぁぁぁぁー やめてくれぇぇぇ!」
そして復活したてのミューも叫んだ
「嫌ぁぁぁぁぁぁー やめてぇぇぇぇぇ!」
SHADOはいつもの賑わいを取り戻した。
次回、完結となります。




