表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
SF 正妻の座争奪戦争   作者: やまじじい
46/70

EP44 私は北川ソフィア 無駄です。私の愛にあなたたちが勝てない理由があるのです *

 カロヤン大佐人間バージョンの保毛山課長が初登場です。

そして北川ソフィアの今まで明かされなかった、心の秘密。


正妻候補者たちが、この先どのようになって行くのか、作者も未来が読めません。


挿絵(By みてみん)


 2021年3月4日 


 超絶技巧プログラマー。身長158cm 体重 非通知kg 24歳独身。

日本人の母親北川かほりが、米国SETIで父親アレン・ローネックと出合ったのが始まりと聞いています。


 どういう訳か母親が父アレンに一目惚れして、一年間愛をはぐくみ日本の伊奈波神社で神前結婚をしました。


 実は・・父は惑星連邦の住人でした。私は地球人と連邦人アレンとのハーフです。それでね、TOKIMEKI遺伝子? そんなものが私の体にも流れていて、タケシさんを好きになったんじゃないかって??


「違うわ! これは断言できます。私は純粋に心からタケシさん、ご主人様を愛してしまったの! 最初は大佐からの命令で、同じ部屋で仕事してましたけど」


 タケシさんの純粋で、後輩の男性社員の面倒まで見る男気と、その優しい性格にです。

 確かにお鼻はお団子です。でもそれが何? 人間は外見じゃないわ。その人の心の中身、魂の輝きを見なければね」


 それで、タケシさんがガンで突然急死した時、私は魂が抜けてしまいました。

もう、この世から消え去りたい程に。


 その時、危篤のタケシさんの病院へ行こうと、保毛山課長が無理やり私の腕を引いて、病院に連れ出してくれたのには理由がありました。


「心配するなソフィア。彼はこれから我々SHADOが、クローン体で蘇らせる!」


 タケシさんの急死は大佐も想定外らしくて、最初は動揺してたわね。でもクローン体を用意してたなんて・・

保毛山課長の姿の時は、顔が顔だけに頼りないと思っていたけど、流石に惑星連邦太陽系支店 支店長 カロヤン大佐だと見直しました。


 それからのご主人様は、SHADOの一員として地球救済の任務につき、私の会社に二度と姿を現す事はありません。当然よね、もう死んでいるから。生きているのに、家族にも会えないタケシさん。

 確か妹の飛鳥さん、ブラコンでお兄様の事、大好きだったのに。


 女の感はすごいのよ。飛鳥さんを見ただけで分かったわ。

お葬式の時、飛鳥さんが憔悴しきっていたのを覚えています。

その気持ち、私には痛いほど理解できますよ。でも生きている事実を伝えられなくて御免なさい。


 それでね、せめて事情を知っている私、ソフィアが傍についてあげて、一生彼と添い遂げたいと心に誓ったんです。


 今の私は、自分の本来の仕事" アセンション波放射装置"のプログラム開発に専念できるようになりました。

何しろ、ご主人様が復活してから、保毛山課長がSHADO本部に私を転送して、ご主人様に合わせてくれましたから。


 「どうだ? ソフィア、感動のご対面だな」


 SHADO本部でご主人様と対面した時、私は泣きながら抱きついてしまい、それからずっと離れられなかった。昔懐かしいダッコちゃん人形状態でした。

タケシさんは、私の気持ちを知らないから、生き返った事に驚いて涙しているんだなと思っていたらしいの!


 「女心が分からない、そういう所がダメなの!! もっと私の愛に気づいて欲しいんです。私たち3年間も、同じ部屋にいたんですよ!

 もう! プンプン丸です!!」


 そうこうしている内に、TOKIMEKI遺伝子にやられている、本物の感染女が次々と私のタケシさんに、惚れて増殖していきました。

 もう何なの、あのアメーバ女たちは! って私の心の中は、溶鉱炉か火山のマグマのようにグラグラ煮えたぎっていましたの。今でも。


 流石に、過激なステラやディープ・グラスやマリアみたいなマネはしません。私の想いは深く静かに潜航させているんです。


 今は休戦協定中。いいでしょう、やってやるわ!

私に任された"アセンション波放射計画"を早急に完成させますから!!


アセンション波放射計画は、会社の黒鉄の城内部で開発していて、テスラ放射タワーもほぼ完成しているけど、私と保毛山課長は、いつも二人セットでSHADO本部と会社を転送移動して、掛け持ちで忙しいんです。


 「はぁ~、早くSHADO本部直属にしてくれないかなぁ」



************


会社に戻れば、また男子社員から特別な目で見られる毎日。

もう、私を見ていいのは、ご主人様だけでいいのです! はっきり言って迷惑なんです!


そんな本音を言うわけもなく、今日も私の事を周りの男子社員から、フランス人形を更にバージョンアップしたような美しさだと言ってきます。


 なんでも戦術核ミサイル級の破壊力があって、ブルーサファイアのような瞳から視線のレーザービームが出るんだそうです。

そんな馬鹿な事・・アンドロイドや破壊ロボットじゃないのよ私は。


 更に馬鹿げた話があって、私が視線を向けた男性社員は、魂が半日、放浪の旅に出ていくそうで。


 あっ、この視線のレーザー・ビームの事なんだけど、分かった事があるの。

私は人を見る時、その人の魂の色を見れるの。視線が直接魂の善悪に響いて、耐性の無い心の汚れた男性社員が放心状態になったって訳。


 その点、ご主人様の魂は淀みが無くとても美しかった。私がご主人様を愛した理由は、このスキル? でご主人様の本質を見たからなんです。


 そんな私の事をご主人様は、私の事、小悪魔だなんて言ってからかってました。ふふふ、かわいい人。


 黒鉄の城で一緒に働いていた頃は、私、黙々と仕事してたけど、本当は隔離されたあの部屋で、タケシさん・・ご主人様と仕事が出来て舞い上がるほど嬉しかったんですよ。

 邪魔な男子チームメンバーが、4人もいたけど!


 でも彼らの魂も綺麗だったのよね。それで私のスキル?の影響を受けなかったんです。

 ついでですが、大佐の魂も綺麗でした。


ふっふ、想いだすのよね、私、無理やり理由を付けて、席を隣どおしに出来たのは最高でした。♡

コーヒーを差し出す時が、その日の朝の楽しみだったわね。何気なくご主人様の手に触れたりしちゃって♡ワザとですから。毎日。

「きゃぁぁぁぁ」です♡

 それでもタケシさんにバレてなかったのは、ちょっと変です。


 でもね、保健室でご主人様がステラの手を握っていた時、ステラを本当に亡き者にしてやろうかと思いました。


 そんなの見せつけられて、私毎日一人枕を抱えて悶絶しているんです。ご主人様は知らないでしょうけど。


 例の輸血騒ぎで、私も輸血してもらったけど、これで身も心も完全に一つになれたと思いました。

 タケシさんとは10歳年下だけど、その位の年の差なんて、世間では問題になりません。

 タケシさん、毎日私の手をとり、抱擁してください。


 でも、やはりステラだけ400cc は許せませんけど。やはりあの時、亡き者にしておけば良かった。

 嘘です。


 正妻のザ・ゲームは出遅れて今はステラがトップ! 悔しいけど、今は自分の役割をキッチリこなして、地球人類を助けなければ!


「TOKIMEKI遺伝子感染女のアメーバ愛と、ご主人様と一緒に仕事をした3年間の愛の重さは、根本から違います! 勝負は地球人類救済の後ですね。その時こそ、私の本物の愛が勝利しますから」


「ふふ、勝負は始まる前から既についていましたね!」



 こうしてまた一人、燃える闘魂 アンモニア・エノキ状態になった候補者が誕生した。

 俺の閻魔帳ではダントツ1位の優しいソフィアがコレです。女って怖いかも。

でも、可愛いい生き物なんだよな。みんな一人一人に魅力があるし、マジでこんなの選べないよ。


 

イラストがいつも同じ顔になってしまいます。

誰の顔か特徴がなく、クレームがつきそうです。

もっとそれぞれの個性が描けるよう、がんばってみます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ