第1章架空武装 3
『武装召喚!!』
お互いにその言葉を口にして、架空武装を召喚させる。
「デスサイズ!!」
「シェバリエランス!」
私は名前の通りデスサイズ。この架空武装で、ほかの人達の首を狩っていった。そういう意味で私はデ
スサイズと呼ばれていたのかもしれない。対する雄一君の武器はシェバリエランスさっき彼が言ってた武
器だ。形は普通のランスの気がするが、何かありそうだ。
「そうだ、ルールを決めない?」
「ルールか、別に構わないぜ?んで、どうする?」
「ルールは、架空武装の攻撃が3回当てた方が勝ち。でも人を殺す行為は許されない。私達の武器は刃
物系だから、かすらせればOKよ。」
「いいねぇ。それで行こうぜ!!」
雄一君は私に案に乗ってくれた。これなら、学校の生徒を殺さなくても済む。
「それじゃあ、始めましょう。」
「おう!!」
「おいおい!!あれってデスサイズじゃないか?」
始めようとしたところでギャラリーがぞろぞろ集まってきた。
「デスサイズ?何それ?」
「知らないのかよ!!今年のテストはオール満点。そして、今までデビル達を狩ってきた数は500を
超える。武闘高校のエースって呼ばれてる女だよ」
「へぇ~それってすごいね!!」
「ああ、今日はあいつにバトルを挑もうとしたけど、先に取られちまった!!!」
「でも、デスサイズさんの実力を確認出来るからいいんじゃないの?」
「あ!!その手があった!!」
ギャラリーがどんどん集まってきて、私のことをどんどん言ってくる。・・・・・・・とてもうざい。
「行くわよ!」
心地の良いそよ風が私達の体に当たる。
『デュエル!!』
そのかけ声でデュエルが始まった。
お互いにダッシュで距離を縮める。そして、少しの間だけお互いにイメージで戦っているのだ。
<おいおい。そんなことをしても勝てるとは限らないんだぜ?>
うるさい。謎の声がとてもうるさい。
「行くぜ!!」
先に仕掛けてきたのは雄一君の方だった。雄一君は高く飛び上がり、大きいフォームで私を攻撃しよう
としてる、隙がとても大きい。
「黒木流槍術!一の型!」
変な言葉を聞いた。
「黒木流槍術?」
あの隙がでかいのが黒木流なの?分からないけど。
「ブレイク・ザ・ランス!!」
そのでかい隙を補うかのように、大きい槍が私に攻撃してくる。でも、考えが甘い。
「私がそんな攻撃を回避できないと思う?」
そう言って私はあの攻撃を回避した。まあ、大きいだけで追尾機能がついているわけじゃないから避け
るのは簡単だった。
「さて、お返しの時間よ。私の必殺技を見せてあげる」
「必殺技?」
そんなのあるのか!?って聞いている感覚だったのだろう。まあ、どういう技かは教えてあげられない
けど。
「必殺!デスサイズハリケーン!!」
デスサイズと呼ばれた私にふさわしい技だ。回転をしながらデスサイズにパワーをためていく。
「これで、3本取る!」
ここからがこの技の真骨頂。エネルギーを一気に放出する!それを相手にぶつける。この技は相手にぶ
つけると全身にカマイタチで傷つけられる跡がつく。
これで3本取るのは楽勝だった。
「はああああああああああ!!!」
雄一君は何かを企んでいた。
「無駄よ。そんなことしても意味ないわ。この奥義からは逃げられないんだから」
「そんなのやってみないと分からないだろ!!」
「はっ!」
謎の声の言葉を思い出す
<そんなのやってみないと分からないだろ?>
まさにこの瞬間かもしれない。でも、デスサイズハリケーンのカマイタチは防げないはずだ。
「黒木流槍術!二の型」
そう言って槍を片手で回転させていた。
「トルネードランス!!」
槍を全力で回転させ、風を起こし、逆にすべてのカマイタチを跳ね返そうと試みているようだ。
「そんなことしても無駄よ!私のデスサイズハリケーンのカマイタチの威力はとても高いわ!」
「はあああああああああああああああああああああああ!!!」
私の言葉を全く聞いていない?
――――――――シュ――――――――――
「・・・・・え?」
私の体に切れた音が少し聞こえた。それは、1本取られている合図でもある。
「私のカマイタチが・・・・・全部帰ってきてるの?」
「その通りだぜ!このトルネードランスは防御専用の技。すべてを跳ね返す必殺技だ。まあ、俺も1本
取られたけどな」
雄一君の体を見ると、確かにかすった後があった。でも、あの攻撃を回避するのはとても難しかったと
思う。でも、回避したのだ。
<だから言ったじゃんやってみないと分からないだろ?>
謎の声がそういう。
「そんじゃあ、続きをやろうぜ!俺は絶対負けないし」
「いいわよ。私も負けたくないから」
お互いに負けず嫌いのようで・・・・・・・・でも絶対に負けない。勝って願いを叶えるの!!
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