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プロローグ「顔のきれいなお人形にしないで」
プロローグ
「あの子が話題の転校生?」
「そうなんじゃない?」
「美人だね!」
ー美人・・・ね。それはそうかもしれないし、否定はしないし、悪くもないかもね。
でも私は、ただただ、顔のきれいなお人形じゃないんだ。
それに、
顔のきれいなお人形にもなれていないのかもしれないよ。
私っていったい何なんだろう。
ーホームルームー
「北上先生来たよ」
「mjk、はやくケータイしまえってのw」
「おう、わりぃ」
「えっと、ホームルーム始めましょう。今日は転入生が来ていますから、紹介しますね。
ー上篠 舞美さんです。自己紹介してもらえるかしら?」
「上篠です。河上第二学園高等部から来ました。人の前に立ってみんなをまとめることは苦手ですが、地道な作業は得意な方です。趣味は読書です。よろしくお願いいたします。」
「上篠さん、学校案内しようか?」
「ありがとう。でも私、少し外の空気が吸いたいのだけれど・・・。」
「あ、そっか!じゃあいい場所に案内したげる!」
「ええ。よろしく。」
ーこんな平凡な学校生活が続けばよかったんだけど・・・ね?
「ねえ」
「誰?あなた」
「1年A組 河原夏樹。よろしく!あのね、上篠さんにお願いがあるの!」
ーその約束は私の運命を大きく変えることになったのだった。
次回予告:第一話「嫌いじゃないけど、嫌いだから」




