偏頭痛へ愛を込めて。
私は普段偏頭痛に悩まされております。
雨が降る大体二日前にもの凄い痛みが私の頭を襲うのです。
まあ、二日前って大体分かっているので、雨が降るなぁって思った時は大体家で本を読んで、寝ています。
雨の日はとことん眠い猫。そんな感じの状態なのです。
まあ、もちろん外に出なきゃいけない時は出ますが、去年の冬に、ものっそい寒い日、雨が降りやがっていたのですが、その二日間、私は期末テストを受けに行っておりました。
まあ、皆行かなきゃいけないんですけれど、私は頭が握りつぶされるのではないかという痛みに耐えながらテストを受けていた訳なのですけれど、まあ、それでもテスト中ですから、テスト問題を解き、空き時間は最後のつめこみと云うばかりに教科書を熟読していたわけなのですが、それでもやっぱり頭が割れる様に痛い。
偏頭痛持ちの人って、大体分かると思いますが、脳味噌をもの凄い力で圧縮されている様な、そんな痛みが私を襲っている中、私はテストを受けていました。
しかも、雨ですから、眠いですし、寒いです。
教室は温かいのですが、テストが終わってさあ、帰ろう。なんて時は、もうこう言うしかないのです。
「さむしんぐ……!」
大きめのダッフルコートを着込み、自作の手編みのマフラーを首に巻き、小学生の頃から愛用しているピンクのミッキーの耳当てと指先が分かれていない黒猫の手袋を着け、制服はかっちり着込みながら、下にはヒートテックと80デニールのタイツを着用していたワタクシですが、正直凍え死ぬかと思いました。
冬は好きです。空気が澄んでいて、空の色も好きです。早朝なんて、何の用もないのに外に出てしまう位、好きです。
中学生の時は雪遊びが出来ました。今はもういくらテンションが上がっていても、絶対そんな事出来ませんが。
さて、その日がめっちゃ寒かった。と言っているのはなんとなく分かると思いますが、寒さとはイコール低気圧だとお考えください。
偏頭痛の人にとって低気圧は敵です。天敵です。親の仇の様なものです。
頭が痛くなるだけならまだ我慢できます。でも、頭痛の所為で吐き気がしたり、イライラしたり、めまいがしたり、とにかく頭痛が起きたらまず寝てろ。それぐらい、低気圧が起きると何もしたくなくなります。
まあ、頭痛の原因なんて人それぞれですから、一概には言えませんが、気圧の問題って大きいですよね。
そんな状態でテストを受けた私!
赤点が一個もなかった私!
得意な国語では良い点数をゲットした私!
よくぞ低気圧に打ち勝った!
さあ、雨の日はもう布団に入って寝ていよう。それが一番良いよ。
……まあ、それぐらい、雨の日って憂鬱なんですけれども、でもね、頭痛ってある意味規則正しいんですよ。
毎日寝たいだけ寝ている私なんか比べようもない位、規則正しいのです。
何故って?それはね、さっきも言った通り、大体雨が降る二日前には頭痛が始まるからなんだよ。
梅雨の時期なんて、頭痛がする前なら外に行っても雨に降られないぐらい、そこらの天予報なんて目じゃない位正確なんだよ!
まあ、私の頭が痛くなるのは低気圧が来るからであって、私のいる場所に雨が降るかどうか分かる訳ではないのですが。
そんな私の頭痛も、時々急にもの凄く痛くなる時があります。
そういう時は外に出ないで布団に入って頭痛を誤魔化しながら寝ていましょう。
そうすれば、急な雷雨に襲われる事もありません。
「外雷鳴り過ぎてて超怖いお(◎_◎;)
今日本屋行こうと思ってたけど、頭痛くて寝てたのさ。
これを予測してたんだね。私の後頭部。
いつも雨が降る二日前に痛むから予定が組みやすかったけれど、ある意味レーダーの様な事をしていてくれたんだね。 ありがとう。偏頭痛」
こんな事をTwitterで呟きたくなるぐらい、今日は急な雷が鳴っています。
怖いです。めっちゃ怖いですよ。
急にどっかーん!ってなりましたからね。怖いじゃすみませんよ。
本屋行こうと思ってたけれど、やめて良かった。素直にそう思います。
本当に、呟いても良かったんですけど、私Twitterやってないんで、呟けないんですよね。
だからこうして、エッセイにもならないエッセイに。
最後に言いたい事を言わせて頂きます。
偏頭痛へ愛を込めて。
本日の急な雷雨を予測してくださってありがとうございます。
普段は毎回ワタクシの脳味噌をすりおろしているんじゃないか。私の脳味噌に恨みでもあるのか。私の脳味噌はそんな意地悪をしなくても馬鹿なままです。あまり痛めつけないでください。
そんな事を思っておりましたが、まあ、学校をサボりたい時の良いネタになったのでこちらもちゃんと利用をさせて貰っておりましたので、50対50。そんな感じで貴方と付き合ってきておりました。
そんな風にまあ、これから一生、頭痛外来にでも行かない限りはずっと付き合っていくのだな。と思っておりますが、それでも本日の急な雷雨を教えて下さったことを、誠に感謝し申し上げます。
こんな雷鳴っている中、外に出たら運のない私は絶対に帰って来れなかったでしょう。
電車もきっと止まったりするんでしょうね。
だからこそ、本当にありがとう。偏頭痛。
これからも、私だけの良い天気予報になってください。
PS 実は偏頭痛の正体は頭の中に小さなジェイソンが入って来て、マッハで中身を切りつけているという説があるのですが、本当でしょうか?
貴方を脳に住まわせているクコの実より
……あれ?最終的に手紙になっちゃったけど、この手紙ってどうやって出したらいいんでしょうか?
偏頭痛宛ての手紙って郵便局の人は届けてくれるんでしょうか?
サンタさんへの手紙はちゃんと届くから、行ける、かな?
書いていて思いました。
これ、エッセイじゃなくて日記じゃない?
……あ、日記だ。これ。