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短編

作者: RK

 広い海原で、星明りを頼りに進む事を誰が拒否したのだろうか?


 そして孤立した船が航路を見失うとは誰が言ったのだろうか?


 孤立した船が航路を見失うのではなく、そこに乗る者達が路を失くしているだけなのに。


 遅くは無いはずだ。このまま沈む事を運命だと決めつけてはいけない。


 誰もがみな同じ船に乗り合わせているのだから。


 一人の嘆きに、皆があわせる必要はない。


 水を掻きだそう。


 櫂を漕ごう。


 舵をとろう。


 開いた穴を塞ごう。


 そうまでして辿りつく先は何処だろうか?


 きっと行く先はわからない。


 だけど歯を食いしばり、立ち上がろう。


 信じあわなくては生きていけないから。


 手を取り合い進んでいこう。


 ここには愛した人たちがいるから。


 明日の為に、愛する人のために、私たちは奇跡すら起こすこともできるはずだから。


 この地球という船の上で生きていこう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 地球を船にたとえるのはよくありますが、美しく且つ的確に表現された小説だったと思います。
2014/09/12 21:21 退会済み
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