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僕は、それを青春と呼びたい。

作者: 顎歌
掲載日:2024/03/09

「卒業おめでとう。」


そう言われてから一年近く

僕は少しでも成長出来たかな?


たった63㎡の教室にいた頃

僕の生活は決してキラびやかなものじゃなかった。

心を開ける奴なんていなかったし

ずっと死にたかったし

暗くてどんよりしていて血みどろだったな。


数字化される僕の能力と

立派になりなさいなんて言う大人たちの重圧と

楽しそうに笑うクラスメイトの声。


毎日、目に見えない何かに僕の首を絞められて

どの教科書もどの授業を受けても

教えてくれない痛みと苦しみの正体に

殺されそうだった。


周りがぜんぶ敵に見えて

幸せそうな奴を妬んで

自分は人と違うなんて

奴らとはどうせ解り合えないなんて

いっそのこと全部消してやろうかなんて

世界すらも睨んで

自分を守ろうと必死だった。


それでも独りは怖くて

心に空いた穴を埋めたくて

美化された思い出の日々を毎晩、夢見てさ


生きる意味とか人生の意味とか存在理由なんて

答えのないことばかりに悩んで

見つからないやって勝手に泣いて凹んで

また傷を増やした時間を過ごしていたよ。


聴く歌の歌詞は暗いものばかりで

メロディーは雨のように冷たくてさ

そんな歌ばっか聴いて歌っていたけど

今ではそんな歌もなんか温かいなって

やっと愛おしく想えるんだ。


大切にしたいものに気づいて

嫌なことにたくさん傷付いて

あとは信じて何も考えずに飛び込めるようになれば

あの頃の痛みも愛せるよ。


僕はその痛みをぜんぶ青春と呼ぼう。

読んで下さってありがとうございます。


あの頃は何でもかんでも重く捉えすぎて

考えすぎていたな〜。

それの時間も今となっては大事な

青春の思い出です。

時には何も考えずに飛び込むことも大事かもね。

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