不思議な現象が起こるまで
とある町によく働く青年がいました
その青年は人当たりがよく周りからとても好かれていました
いつしかその青年も相手が見つかり結婚することになりました
彼は土木の仕事し、妻は専業主婦をしながら生活していました
そんなある日・・・
休みの日
彼は一人で買い物に行きました
特に用事はなかったが外に出たくなったのでそこらへんをぶらついていました
だんだん日が暮れていき夕方になったころに帰ろうとしました
早く帰ろうとわき道を歩いていると前方から車が走ってきました
その車は彼に気づかないようでスピードを落とさずに向かってきました
彼は足がすくんで逃げられずそのままぶつかってしまいました
轢いた人も気づいて急いで救急車を呼び緊急入院することになりました
目が覚めたら周りは明るく深い霧がかった場所にいました
目の前には川なのか霧のせいでわからないがそこには小船がありました
その小船にはまるで動く案山子のようなそれでいて小悪魔っぽい顔をした人がのっていました
その人はこちらを見ながらこう言いました
この船に乗っていくかい? 向こう岸に着いたらもうこっちには帰ってこられないが
彼は少し考えてから言いました
では向こう岸に着く前に戻ってください。どうなっているのか見てみたいので
彼はなぜか周りが気になったのでお願いしたのだがいやな顔をされ
かまいませんがどうなっても知りませんよ?
と注意された
彼はそんなことは気にもせずそのまま乗ってしまった
そして霧がより一層濃くなった場所へ行くと意識が遠のいていった・・・