ロベリアの盾
人は一人じゃない
虫も花も木も鳥も一人じゃない
だけど カラスが人の頭頂に糞を引っ掛けるのは別に悪意じゃない
悪意を持っているのは人と言う種族だけだ
ロベリアの盾で守り 嘘で煙幕張って 自分の保身を願う
人を騙しても 傷つけても 平気な顔をしているのも人だけ
悪意で生きている人 きっと罰が下ると思うよ
性善説は死んだ
殺人とか放火とか強姦とか
そんな事する犯罪者へと堕ちる者は吐いて捨てる程いる
気持ち悪い 吐きそうだ その凝り固まった変な信念に
睡棄すべき悪たる者よ 自らの犯した罪に脅えるがいい
ジャンバルジャンは神父に赦されて自らの罪を悔い
真っ当な生き方を選んだ
許せないんだ 私は一度自死を決行しようとした
別に誰のせいでも無い 今も自分の命は軽いけど
守られた 神様がまだお前は死ぬべき時ではない
そう思って私の命を救って下さったのだと考える
大変 迷惑だけれど 人間は大なり小なり悪だ
それと共存する事で成長できる 痛みが分かる
人の痛みに思いを馳せよ 寸鉄人を刺す
軽々しく口を開くのではなく無論凶器によって人に害為すなど
愚かの極み それなら 自分が死んだ方がマシだと
何故 事前に悔い改めないのか 私には理解できない
人は一人では無いから 不幸や事故が起こるんだ
それを覆す理論は私には無い だけど例え胸張り裂けそうでも
その悲しみを抱いて癒してあげられるのは自分自身しか居ないんだよ
ロベリアの盾を捨ててルドベキアの剣を持て