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Grave of Poetry Evolve   作者: 敬愛
880/900

夏は寂しい

何も思えない事を悲しく思う

夏なのにコイバナ1つも無くて

道行くカップルは楽しそうだ

僕はせいぜい励めよと性を指標

いっそ逃走 寂しくて死にそうだ


あの夏の日 花火が綺麗で

浴衣姿のショートカットの君が眩しかった

縁日で人がごった返す中 腕を組んで誇らしげ

それがたった1つの幸せな記憶 

それだけを思い出して生きてる 君は今


愛だけじゃお腹が空くわなんて生温い

貴方はあの日 快楽の意味を知ったろう

切り刻まれるような土砂降りの雨の中

晴れ女が雲を引き裂いて少年と笑った

そんな夢が続けばいいなって思うよ


人生は夢幻 いつ死ぬかも分からねぇ

いたたまれない事ばかり畳みかけてくる

苦しさにクスリ それすら大きな罪なら

僕らはもう反逆のメロディで破壊するか

全てを内包した存在や歌など無いのだよ


君が祈ってる神様なんてとっくに死んだ

無常の世界で僕は借りパクの駄文連ねる

死なない為には死ぬしかないと答えたさ

テーゼの前に跪いたよ 熱きベーゼなら

コーヒーよりも より快楽に近いかもな


忘れてしまう事が苦しく辛いんだけれど

人は誰もがわがままだったりするからさ

君は優しかったよ 物知りで謙虚だった

その温もりもいつか忘れてしまうのかな

美しい君の顔 僕の顔に張り付いている

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