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Grave of Poetry Evolve   作者: 敬愛
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流浪

私は男に与みするの?

それとも女に与みするの?

もしくはどちらとも敵対するの?


そもそも私は男なのか女なのか

精力だけが男の証明ならば

私 女に生まれれば良かったな


移り変わっていく車窓風景

ビールの缶をプシュと開けて

ただぼんやりと未来を思っていた

19の冬 幼すぎてどう生きればなんて

全然分からないまま流浪していた


今 思い返してみて間違っていなかったなんて

とてもじゃないけど言えない 

今だって未だに後悔する事の方が多い 


心残りと言うのは判断を鈍らせる

常に全力でやるべきなんだ 君を壊しても

この街で生きて来て この街で死ぬ事に感傷なんて無い


しつこいほど虚無が襲ってくる 歳を取り過ぎた

それも言い訳に過ぎない 自分を愛せと言われましても

自信が無いのだ いつも不安なのだ


3・6のキャバクラでしこたま呑んで喋って 

8階から見下ろした地面は 私の自殺衝動をかきたてたよ

真冬に 千鳥足で 彷徨っていた 混沌と愛憎渦巻いてた


あの頃のように無心に遊びたいけれど 今は そうだな 

心穏やかに 殺し合いを続けるのが正解か 何も変わっちゃいねえ

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