不死鳥
湧き上がる灼熱 燃え尽きようとも蘇る
その全て灰塵と帰すまで
負けたくない 死んで終わりじゃないと信じて
私は私を証明し 名を遺す その後なら消えても良かろう
大空を羽ばたく事が許されずとも 出来るだけ自由に
そうだ 私は人間の器を捨て去ったのだ 不自由だから
魂を刻み付ける 何度も何度も 形が分からなくなるまで
栄光へと進むのに橋など要らない この真っ赤な血液を振り撒く
その匂いで 私は 次なるステージへと進む 永遠など無いと知ってる
夢の中では生きられない 身体が腐ってしまうから その前に掌握する
全てを内包して そして解放する その矛盾に 人生とは不可解だと溜め息
それでいいんだよ 腐れ外道共の タイムリミット理論にハマらない
屍は累々 いつか行くよ 輪廻の輪から無理矢理足踏み外した 私も外道
同じ者では無い その凄さが分かる 不可思議なのが堪らない 相反する
愛すら暗転する 私は死んだら無になると思うが それでも不死鳥の様に
色鮮やかな灰色で この世界の悲しい青の色を変える それが私の理想
孤独を噛み締めろ 案外美味しい 自ら死ぬな 希望などはなから無い ぶち込め
なんでもありの世界ならば 私は 別に 不死である事を望まない
成功者のお金 それが私の行動への対価ではないから無論羨むのが筋違い
平等なのは時間だけ
それでも 不死鳥に だからこそ 不死鳥に 憧れるのだ




