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Grave of Poetry Evolve   作者: 敬愛
Doubt
6/900

愛は時に凶器であり狂気である

貴方に愛され過ぎて 漏れ出した愛情は

ベランダのプランターで育ててるミニトマトに水やり


一体全体どうなってるんでしょうか 投げやり

昨日と今日の境目ってこんなにも短かったっけ


貴方と寝る度に 満たされて 何もしたくなるから

満腹になっても いくらでも欲しいけれど……


貴方は私を捨てるの?私には貴方しかいないのに

アラフォー女の辛い所 新しい恋愛に踏み出せない


全部貴方のせいに出来たら 

だってあんなに愛してくれたじゃない 

ベッドを共にして愛の言葉を囁いてくれたじゃない


私は恐怖で 狂った 自らの手首を切って

流れる血液を見て 昇天しそうな程 気持ち良くて

カタルシス 泣きたくないから もう


あんなにも奉仕していた自分が憎たらしくて悔しくて


私 生まれ変わったらオブジェに成りたい 

注目を集めて 悦に浸る ミロのヴィーナスには劣るけれど


ねぇ愛してよ 一人じゃ何も出来ない 恐怖ばかり先行するのは

心の中心に棘が潜航しているから

反抗も出来ない 貴方の思い通りにしてとは言ったけれど


私ダメな女です 誰でもいいの愛してくれれば

愛想尽かされちゃった モロダメージ喰らった私くらくら


私 男に産まれたかったわ 女を捨てて女を拾って弄ぶ

男ってそういう情事と仕事しか出来ない生き物でしょ?

常時思ってる 日本死ねどころじゃなく セカイオワレ

私は狂気と歓喜に満たされ夜に一人踊る悲しいダンサー


もう戻れない もう帰れない 

部屋を飛び出して行く当ても無く

適当に死に場所を探した 私の思い高潔だけど

それはホントの自分を知られたくなかっただけ

あらゆる物で取り繕っていた 嘘で塗り固めて

鮮血の中で 悩みながら 赤く眠っていたのよ


苦しかった でもまた良い事あるかも希望的観測

反則でもルールぶっ壊して屍の黒い翼啄みながら 

肉片は剥がれ落ちて 骨だけが残る 絶望の拘束


死屍に鞭打つな 窮鳥を圧殺するな 女の戦いは続くの

永遠にも思える様な 生命尽きるまで それが女の意地 

愛は時に凶器であり狂気である そんな物要らないです

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