深夜2時のムーンダスト
とにかく家の中に居たくなかった 気が滅入る
ライト壊れてて直す金も無い無灯火の自転車で
4車線くらいの道路斜め横断に車がクラクション
奴は夜空の美しさや 満月の可愛らしさ知らない
車馬鹿の傲慢さは直せないから全然腹は立たなかったが
なるべく早く心臓破裂とかで死ねよ とは呪っておいた
24時間オープンのショッピングセンター色々な奴がいる
今まで仕事していたのか ビール箱買いしてるリーマン
何か寂しそうな顔で1人瞳の焦点の合わないお姉ちゃん
恋人手繋ぎしている不細工な男とブスの女 レジのデブ
自殺願望 負けずにガンバロー ハローと挨拶するべき
深夜2時に虹が架かる事は科学の研究上ありえないけど
俺は幻覚でも見ていたのか信号機と見紛うたか虹を見た
世界は進化する 文明に殺されるな 視線と弾丸飛び交う戦場だ
坂本九は女々しいから 和田アキ子は雄々しいから苦手だけれど
嫌いな物は嫌いだと 人を受け入れない 老人の害毒の原因解読
群れていればいいさ 何も残らねえ人生 だが俺は何度も何度も
叩く 閉ざされた扉を開く為 その中に何があるのかを知る為に
深夜2時のムーンダスト 虹は飛び散って真っ赤 血の色みたい
埃っぽい 市内中心部 タバコが吸いたくて終わったらポイ捨て
擦り減った時影の月の破片は 拡散し辛酸を舐め過ぎた俺を癒す




