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Grave of Poetry Evolve   作者: 敬愛
Lonely Battler

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262/900

白き灰の降る街で僕等は出会った

白き灰の降る街で僕等は出会った

家々は窓を閉ざして静寂に包まれていた


どこからかラタトゥイユの匂いがするけれど

それは深い森の中でフォトンを感じるような

微弱な物で もしかしたら幻臭だったかもしれない


酷く寒い 軽いめまいを覚え君を抱き締めた

氷の様に冷たい手を合わせて倒れるのを堪えた


きっと世界の終末なのだろう

かつて見た作者不詳の絵画 灰が舞い散る暗いタッチで描かれた

フランソワーズメランコリック


君が泣くから抱き締めてキスをした

満たされない心 別にメチルで死んでもいいけど

満ちるお酒はワインが良い 

潜り抜けて来た僕の命は誰かの命の代替物だから


始まりでも終わりでもいい 世界は白い

白き灰の降る街で僕等は出会った 

まるで遥か昔から恋人であったかのように

あったかい温もりを感じていた


残された僕等は 何処に行くとも知らず 手を繋いで歩き出した

到着する為の離陸 こう着状態の孤立 でも世界は輝きを取り戻す事

それも予定調和 戦争の果ての 人類の手引きだったのだ


僕等は愛を知った もう何も怖くない 

人形が踊る仮初めの世界でも 生きていける 

僕等は白き灰の降る街で出会い 赤い薔薇の降る街で結ばれた 

二人だけが真実を白日の下に曝すのを恐れていた 

愛は秘め事 語るのは禁忌だから

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