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翌日、体育の時間はレクリェーションでドッジボールが行われた。

男子は男子同士、女子は女子同士で行われた。

光太郎は、ドッジボールが苦手なので、開始早々、外野に送られた。

外野に送られた光太郎は、女子のコートを眺めやる。

光太郎は、コートの中にソニアを探す。

「キャッ」

ある女子生徒の悲鳴が上がる。ボールをぶつけられたのだった。

そのボールを投げたのはソニアだった。

ソニアは、女子生徒に当たって跳ね返ってきたボールを素早く取って、再び投げるモーションに入る。

ソニアは、運動靴をキュッと鳴らして。跳び上がるかのようにボールを振りかぶって相手コートに叩き込んだ。

またしても女子生徒の悲鳴があがる。

味方コートからは賛嘆の声が上がる。

「宗方さんすごーい」

「ソニアちゃんかっこいい~」

黄色い声が体育館に響く。

――ソニア、運動得意だったんだな…。

光太郎は、体育の時間の間中、ソニアの活躍する姿を眺めていた。


昼休み、光太郎は昼食を確保するため、購買へと急いでいた。

混雑する購買から、なんとかパンを買えた光太郎は、教室に戻る。

光太郎は自分の席に着いて、食事を始めた。一人での食事だった。

光太郎はちらりと、教室の隅に席のあるソニアを見る。

ソニアは数人の女子生徒に囲まれて食事をしていた。

体育の一件以来、ソニアは女子生徒からの人気を得たのだった。

ソニアの表情は相変わらず仏頂面だったが、囲んでいる女子生徒たちはにこやかにソニアにひっきりなしに話しかけている。

――あいつ、もう友達ができたのか…。

 光太郎はパンを食みつつ、恨めし気にソニアを見つめた。

 まだ、一人で食事してる生徒もちらほらいる。

 焦る時間じゃない。これからだ…。

 そのうち自然に友達が出来るさ。

 光太郎は頭の中でそうつぶやきながらパンを牛乳で流し込んだ。



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