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柳村の悩みを聞いた

 登校前からハードな一時を過ごしたような気がする。


 竹田のばあさんに、睦月と夕暮のトリプルコンボは過剰カロリーだよな。色んな意味で腹いっぱいだ。


 アイドル科独自の教材と暗記系の科目は置き勉しているため、かなり軽量な通学鞄を携えて東門を潜る。


 芸能関連の学科生は正門ではなく、東門から通学することが原則決められているようで、退院したばかりの時に正門から通ろうとして守衛のおっちゃんに「アイドル科の子じゃないよね?」と引き止められた思い出がある。


 あの時は、まさか学科ごとに通る校門が違うだなんて知らなかったもんな。


 そんで東門に向かっているときに、より普通科に転科する気持ちが強くなった。


 特殊な高校生生活ぶりを実感して怯んだとも言える。


 東門を通り抜けると、直ぐに見えるのは『演劇科』や『モデル科』に在籍する生徒達が集う生徒校舎だ。


 そして、俺達アイドル科の校舎があるのは更にこの奥。


 異性間交友どころか、他学科との交友すらも隔絶された奥地にポツンと建っている真新しい校舎が俺達の学び舎だ。


 三階建ての校舎は三階から一年生、二年生、三年生となっており、視聴覚室やパソコン室といった特殊な機材を設置した部屋と生徒教室があるくらいだ。


 その他の職員室や図書室といった施設を利用する場合は、上靴を履き替えて普通科生が詰める校舎まで赴かねばならない。


 これがまあまあ面倒なんだよな。


 一応、ハクステの方には教師陣との個別チャットルームも搭載されているようなので、授業内容の質問とかも出来るようにはなっているらしいのだが、提出物がある場合は結局足を運ばないといけないし。


 だが、普通科の生徒達とアマチュアとはいえ、芸能活動をしている俺らみたいなのを一緒の校舎にすると色々不都合なことも分かってはいる。


 物珍しさに教室を覗かれるぐらいならばまだ良いだろうが、不法侵入されて私物を持ち出されたり、盗撮されたりする可能性も決して低くはないだろうからな。


 学校の風紀を守るためにも、別々にした方がメリットが多い。


 そんな諸々の学校側の事情と苦肉の策の果てに隔離された校舎へと足を進める俺の周囲にはチラホラと他の生徒もいるのだが、生憎と顔馴染みは見当たらない。


 この時間だとたまに桜羽が居たりするんだが、今日はどうやら登校時間が違うらしい。


 Angel*Dollに加入したこともあって、ちょっと話してみたいこともあったんだけどな。


 ほら、アイツはゲームの中だとAngel*Dollのメンバーだから。


 昨日の先輩方の会話を聞くに、現段階で加入が確定している同期は白星 雪成(しらほしゆきなり)のみ。


 だから、現段階の桜羽がどういった状況下にあるのかを確認してみたかったのだが、恐らく彼の加入イベントを鑑みるに、正式にメンバーになるまでにはまだ時間があるだろう。


 ──というか、俺の知っている条件が発生する確率って25%なんだよな。


 残りの75%を引き当てたとしてもAngel*Dollには加入していたはずだから、メンバー入りは確実なんだろうけどちょっと不明瞭過ぎる。


「姫城君、おはよう」


 左隣の住人の未来について考えていると、背後から声が掛けられる。


 振り返ると、そこには前の住人こと柳村 犀佳がいた。


 本日もゆるふわ笑顔は健在であり、多分こういう奴が正門を通ると大変な騒ぎになるから分けてるんだよなと頭の隅っこで考える。


「おはよ、柳村。今日は早いんだな」


 柳村の登校時間はいつもHRの少し前くらいだ。


 そのため、今日は普段よりも三十分程度も早い登校である。


「あ、そうかも。姫城君がどうなったか気になっちゃったから」

「そんな面白いことは何にも無ぇよ。俺としてはそっちのオーディション結果の方が気になる」

「本当?まぁ⋯⋯何にも無かったというわけじゃなかったから、ご期待に応えることは出来るかな」


 そう零した柳村の顔が、僅かに曇る。


 ん?柳村がZ:climaxに加入するイベントでそんなひと騒動あったか?


 ──って、そうだ。ゼックラ√開始時だと、もう柳村は加入済みだった。


 柳村の加入エピソードはまだ未実装だった為に、彼のファンのみならず、プリアイ全ユーザーに待ち望まれていたはずだ。


 ゲーム知識が全くアテにならないことが判明したが、だからといって一友人としてもこの柳村は放ってはおけない。


 が、かと言ってあんまり踏み込み過ぎるのもどうかって所なんだよな。


 俺とコイツはまだ互いのSNSも交換してない、ただのクラスメイトでしかないし。


「すっげぇハードル上げるなぁ。余計に聞くのが楽しみになってきた」


 結局、俺は軽く流すことにした。


 その後は柳村の反応次第だ。


 成り行きを任せられた当の本人はというと、僅かに迷うような素振りで視線を落とすと、「あのさ」と妙に硬い声を出した。


「ちょっと寄ってかない?多分、クラスで話すってなったら落ち着いて出来ないだろうし」


 柳村の顔からは、代名詞とも言えるゆるふわ笑顔がすっかりなりを潜めていた。


 口角が上がってはいるものの、何処か必死さえも伺える彼からの提案に俺は「いいぞ」と頷く。


 かくして、校舎まで続く舗装された道を脇に逸れた俺達は、HRまでが始まるでの間に道草をすることにした。




 ◇◇◇




 白蘭高校はアイドル科を設立した際に、二つの大ホールと三つの屋外ステージを建設したとHPに記載している。


 これらの施設は月末の土曜日に開催されている『白蘭高校☆月末定期ライブ』で使用される舞台であるのと同時に、普段は演劇科やアイドル科の実技授業や試験等でも活躍しているらしい。


 その内、『黎明館』と名付けられた大ホールが俺らの校舎の近くにあり、裏口側は学校全体を取り囲む塀に接していることもあって、人目があまり無い。


 つまり、人目を忍ぶにはピッタリな隠れ家というわけだ。


 そんなとっておきの場所故に、俺はこの場所の背景をよく画面越しで見た記憶がある。


 ──そこは、ユーザーの間でまことしやかに『体育館裏』と呼ばれていた場所だった。


『大ホール裏』ではなく、わざわざ『体育館裏』と親しまれているその所以は、何かと此処でシリアスシーンが繰り広げられることが多いからだ。


 学生アイドル達のシリアスシーンといえば、尊い青春活劇に他ならない。


 この場所で多くのメインキャラ達が友情を深め合い、時に苦しい過去との決別に涙を流し、時に己の無力さに苛まれ蹲ったりと、数多くのドラマが繰り広げられたと言っても過言では無い。


 まさに、此処はプリアイユーザーの聖地とも言える場所だった。


 そんな意味深な場所へと柳村に連れてこられた俺は、実家のような懐かしささえ覚える景色ぶりに目を(すが)める。


「ここなら遅くなっても、直ぐに教室に行けるから問題無いよ」


 案内をしてくれた柳村は黎明館の裏口から伸びるステップへと腰掛けて、俺も来いとばかりに手招いてくる。


「⋯⋯よくもまあ、入学して早々こんな穴場を知ってたな」

「最初の一週間は良い隠れ場所を探してたからね。まぁ、流石にアイドル科まで来たら不要そうだったけど」


 促されるままに柳村の隣に腰を落ち着けていると、何か気にしない方が良さそうな独白が聞こえてきた。


 ⋯⋯一瞬、薄らと柳村から闇が滲み出ていたような。


 否、気のせいか。


 コイツはAngel*Dollの三年生みたいな重たいバックボーンを楽しむキャラクターでは無かったはずだし。


 流石にプリアイ運営もばかすかとワケありキャラばかりを世に送り出してないに決まっている。多分。


「そんで姫城君はどうだった?」

「Angel*Dollに加入することにしたぞ。こうなったら、もう天辺狙うのも良い気がしてきた」

「そっか、スカウトを受けることにしたんだね。姫城君はやっぱり王子様みたいな衣装の方が似合うもんねぇ。ちょっとファーやレザーを着た君も見てみたかったけど」

「いや、この顔でハード系は似合わねぇだろ」


 予想外な柳村の発言を聞いて、思わず脳裏にヴィジュアルバンド系の衣装に身を包む姫城誠を描く。


 ⋯⋯意外にこれはこれでアリなのかもしれないな。


 性別が曖昧になった分、少し廃退的な雰囲気なるので好きな人は好きだろうといった感じかもしれない。

 姫城が目指す長篠二葉からは掛け離れたコンセプト系アイドル路線にはなってしまうが。


 等と僅かに本題から逸れたことを考えている場合では無い。


 どうでもいい夢想に耽るのも程々にして柳村に向き直るのと同時に、彼の薄い唇が動く。


「俺もZ:climaxに受かったんだ」

「おめでとう──って言ってやりたいが、何か浮かない顔だな」


 内容としてはあれ程に緊張して赴いたオーディションに受かったのだからおめでたでしかないのだが、何故か受かったはずの柳村の顔色が優れない。


「ううん、受かったのは嬉しいんだ。ただちょっと混乱しているというか、向けられる期待に戸惑っているというか」


 ゆっくりとした動作で膝の上に頬杖をつき、大して面白くもないだろう塀を眺める柳村の瞳は、落ち着きなく揺れていた。


「前にも話したと思うけど、今回のオーディションは集団でやるものでね。Z:climax全メンバーの前で、志望した20人くらいの子達が指定された曲のパフォーマンスをするんだ。俺は6番だった」


 なんてこと無く告げられた集団オーディションの規模に、俺はこっそり胸の内で舌を巻く。


 流石、Angel*Dollに並ぶ最古参アイドルチーム。


 一学年に50人しかいないのにも関わらず、志望生を半数程度も集めたのか。


 Z:climaxはバンド系の側面も持つ、ダンスよりも演奏技術や歌唱力が売りのチームで、多分世の男がアイドルを目指すとなったら、一度はこの方向性でやってみたいと夢見るようなカッコ良さがある。


 歌詞もかなり過激だから、これまた厨二心が盛大に擽られるんだよな。


 その分、過激派なファンも多いけど。


「指定曲はZ:climaxの代表曲だったから何とか歌詞も飛ばさずにやりきった。けど、俺のパフォーマンスが終わった瞬間、乃逢さんっていう副リーダーの方が泣きながら『合格っ!来てくれてありがとうっ!』て感激してくれてね。合否は全員のパフォーマンスを見てから発表される予定だったから、俺だけじゃなくて他の受験生も吃驚した。

 流石にその時の判定は無効になったんだけど、改めて先輩方は俺に内定を出してくれたから、正式に加入が認められたんだ。だから、受かったことにはホッとした。けど⋯⋯今は先輩方の期待とかを考えると気が重たくなって」


 そこまで言い切ると、全ての思いの丈を吐き出すようにはぁと息をつく。


 同時に、春終わりの青臭さを含んだ風がさわりと吹き、柳村の耳に掛かっていた髪を前へと流していく。


 薫る風に攫われたアッシュグレーの髪が、彼の完璧なEラインを誇る横顔を覆い隠した。


 指通りの良さそうな髪の紗の向こう側から、戸惑いを多く含んだ低い声が聞こえてくる。


「贅沢な悩みなんだと思う。期待されているってことは、需要を満たしているということでしょう?アイドルにとって、多分それはかなり重要なことで大切なことだ。だから、弱気になってる方が筋違いで」

「そんなん仕方なくね?オーディションにちょっと受かったからって、そこまでプレッシャー与えられたらそりゃビビるだろ」

「え?」


 間髪入れずに差し込んだ俺の意見が咀嚼出来ないのか、戸惑った声を上げて前ばかりを見ていた柳村の顔が此方に向く。


 真ん丸に見開かれた薄墨の瞳に、コイツここまで色素が薄かったら日に当たるのも辛いんじゃないかと僅かに逸れたことを思いつつも、俺は持論を語るために口を動かす。


「だって、俺らまだ一年の五月だぜ?ほんの三ヶ月前まではまだパンピーの中坊だった訳じゃん。んでまあ、アイドル科っていう特殊な学科に入学はしたけども、言うて授業もまだ触りぐらいしかやってないような時分に、アマチュアアイドルとは言え、外でもそれなりに活動している先輩方からそこまで持ち上げられたら怖ぇわ。そもそも、こっちは実績すらまだ出してねぇのによ」


 どれ程に柳村の容姿が整っていてパフォーマンス能力が高かろうとも、精神の方は中学を卒業したばかりの高一だ。


 志高く大手の門を叩いたとしても、それはチャレンジャーとしての気構えであり、メンバーとなったらまた別の話の筈だ。


 だから、柳村の持つ憂いは全て当たり前の感情だ。


 押し潰されそうなプレッシャーに惑って、つい後ろの席の俺なんかに弱音を吐いたとしても何にも可笑しくはない。


 というか、その辺のことはZ:climaxのメンバーなら分かってはいそうなのだけどな。


 嗚呼、でもあそこの副リーダーはなぁ⋯⋯。


 悪い奴じゃないんだけど、ウチのリーダーと似たような暴走癖を持っているんだよな。


「姫城君でも、そう思うんだ。そういうの無いかと思ってた」

「普通にあるぞ。お前、すげぇ俺の事買ってくれてるけど、柳村が思っているより俺は一般人寄りだからな。実際、ちょっと前まで普通科に転科する気満々だったし」

「嘘!?」


 残念ながら、学力の関係でその未来は敢無く手放すことになってしまったが。


 なんで偏差値45と偏差値60以上が共存しているのかが未だに不思議でならない。


 ここまで差があると先生の方も色々と不都合が生じていそうだが、多分芸能科があるような学校はこういうもんなんだろうなと無理やりにでも納得することにする。


「でも、学力足んないから止めた」


 そろそろ座ってばかりいるのにも疲れて、ごろりと上半身を倒す。


 まだ卸して一ヶ月しか経っていない新品のブレザーが泣いているかもしれないがそんなのは知らん。


 視界いっぱいに広がる雲一つない晴れ空が眩しくて、自然と目が細くなる。


 このまま朝寝と洒落こみたいぐらいに良い天気だ。


「それに今はAngel*Dollの一員だしな。自分で選んだことだし、ここまで来ちまったなら腹を括るしかない。どこまでいけるか分かんねぇけど、歌ったり踊ったりするのは好きだから、これが苦にならない内は行けるとこまで行く」


 パフォーマンスすら嫌になったら、それまでだ。


 折角Angel*Dollに入れた姫城誠には悪いが、アイドルをやることに限界がきたら、その時は転校でもして俺は平凡な人生を堪能することにする。


 もし、それが嫌なら表の人格を交代しろ。


 お前が消滅していないことは、銭湯の一件で知ってんだからな。


「そっか⋯⋯。そういうので良いのか」


 ポツリと落ちた独白と共に僅かな衣擦れる音がして、俺の隣に柳村が倒れてきた。


 普段の彼なら絶対にしないだろうに、空を仰ぎ見る顔は憑き物が落ちたように凪いでいる。


「ちょっと真面目に受け取りすぎちゃってたのかなぁ」

「いいんじゃね。柳村のそういう所さ、良いと思う。芸でやっていく時には枷になるかもしんねぇけど、芯を持ち続けるには必要だろうし」

「姫城君のフォローが沁みるけど、なんか凄い恥ずかしくなってきた」


 そう言うなり、柳村は両手で顔を覆う。


 どうやら、センチメンタルに浸っていた我が身を振り返られるほどには調子が戻ってきたらしい。


 だが、お前がそういう態度を取り始めると、真面目に語った俺も背中が痒くなってくるだろうが。


 此処は通称・体育館裏なのだから、アオハルをしてしまうのは仕様なのだと言いたくなる。


 しかし、これを告げたところで柳村には伝わるまい。


 一通り悶えていた柳村は分も経たずに気持ちの整理をつけたのか、顔を覆っていた両手を外す。

 そして、俺の方へ顔を向けると唐突に口を開いた。


「ねぇ、姫城君。『Tree』ってやってる?」

「やってるけど」

「じゃあ、『フォトイン』は?」

「それ入れてねぇんだよな。芹沢先輩からは必須だって言われたからインストするけど」

「『W』もインスト予定?」

「そっちは持ってるぞ」

「良かったら、交換しない?」

「⋯⋯流石のお前の見た目でも、そのナンパは成功しないと思うわ」


 急に怒涛の如く飛び出してくる大手SNSの名称になんだなんだと身構えていたら、どうも悪質なナンパ──じゃなくて、連絡先の交換を持ちかけられていたらしい。


「実はあんまりこういうの持ちかけたことが無いから、いつ聞こうかってずっと見計らってたんだよね。で、今しか無いなと思って」

「あー、柳村は言う前に聞かれそうだもんな」


 ()()()にというか、()()()()な感じがするが。


 すると、柳村は例のふんわりとした笑みを繕う。


 彼がこの営業スマイルを湛える時は、大抵聞かれたくないことを誤魔化す場合だったり、答える気がない場合だ。


 それ以上の追求は利益が無さそうなので、俺はポケットに手を突っ込む。


 取り出したるは、透明カバーが付けられたスマホだ。


 群青色のスマホの裏には、元々姫城誠が熱烈に推しているUnder sea catのロゴシールが入っていたのだが、これを話題に出されると何にも知らない俺は言葉に詰まってしまう為に外させてもらった。


 その為、今は売店で買った菓子パンに付属していたこの辺のご当地ヒーローらしい赤レンジャーのシールを入れている。


 因みにこのご当地ヒーローのことも知らないが、愛着が湧いて捨てられなかったのだから仕方がない。


「ありがとう。クラスで交換するの、姫城君が初めてだから万が一休んだ時はよろしくね」

「マジかよ」


 柳村からの突飛なカミングアウトには慣れてきた頃合いだと思っていたのに、最後の最後でなかなかな爆弾を投げてきやがった。


 もしかして──柳村 犀佳って結構重たいキャラなのか。経歴とか性格諸々。


 不意に浮かんだ疑問にスマホを持っていた掌に汗が滲んだような気がしたが、もうここまできたら後戻りは出来ない。


 観念して入手した柳村の『W』のフレンド数が一桁なのを見た瞬間、俺はこのゆるふわ色気大魔神がなかなかにワケありだと察し、少しばかり気が遠くなった。


※注釈

『Tree』⋯⋯緑のアイコンのアレが元ネタ。個別チャットのみならず、グループチャットも作成可能。


『フォトイン』⋯⋯正式名称は『photo IN』。写真や動画投稿で日常を他人と共有するSNS。柳村のアカウントは実家の猫ばかり。


『W』⋯⋯元々は鳥アイコンだったが、いつの間にか真っ黒アイコンになっていた。日常のお気持ち表明からワザップまで幅広い情報が氾濫している。


アイドル科はハクステがコミュニティツールも担っているため、よく話す友達間としかSNSを交換しない風習があります。

が、クラスメイトのSNSくらいは把握していることが多いですし、柳村も声を掛けられています。要はそういうことです。

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