表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/34

27話 シッポトリ第二ラウンド

「さぁ、始めようか」エイの声が静かに響く。だがその姿はどこにも見当たらない。


「今度は違う。お前を捕まえる」颯が静かに呟き、目を閉じて呼吸を整える。


全員が一斉に気配を消し、エイの動きを感知するために集中した。風の音、木の葉の揺れ、そしてかすかな足音。だんだんと、周囲の音が全て消え去り、ただ一つの「静寂」が広がった。


「ここだ…」颯がひときわ強く感じ取った気配を頼りに動き出す。その瞬間、エイの姿がふっと現れ、颯の背後から攻撃を仕掛けようとした。しかし、今回は違った。


「ほう、反応が速いな」エイは驚いた様子で言った。「だが、まだ足りない」


颯はすかさず横に転がりながら、エイに向かって手元の槍を振るった。エイはその攻撃を軽く避けるが、その動きにほんのわずかに隙が見えた。


「今だ!」颯は仲間たちに合図を送り、リュウクが前に出てエイの動きを封じようとした。しかし、エイの動きはそれ以上に速かった。


「気配を消す技術を身に付けたのは評価するが、私には及ばない」エイは言い放ち、そのままリュウクのしっぽを奪い取る。


「くそっ…!」リュウクが歯を食いしばる。


「リュウク!」颯が叫んだ。だが、エイの動きは瞬時だった。


「まだだ、まだ終わってない!」颯はすぐに立ち上がり、再びエイの気配を探り始めた。「俺たちはまだ勝てる!」


「お前たちの成長は認める。しかし、リミットを使いこなす私には勝てない。」エイは冷ややかに言い放つ。


「リミット…あいつも使えるのか」颯は心の中で思った。「でも、俺たちだって成長したんだ。もう一度試してみるんだ!」


颯は全身の筋肉を研ぎ澄まし、意識を集中させた。「今度こそ、リミットを使う!」


颯は自分の体の中にある潜在能力を引き出し、リミットを開放した。その瞬間、体中に爆発的な力がみなぎる。速さ、力、すべてが急激に上昇した。


「これが…リミット!」颯は声を上げる。


「ふっ、さすがにお前もリミットを使えるか」エイは冷笑を浮かべながら言った。「だが、私のリミットはお前とは違う。」


エイはその言葉通り、再び驚異的なスピードで動き出した。その速さは、颯がリミットを使っても追いつけないほどだった。


だが、颯は焦らなかった。「エイ、俺はまだ負けない!まだ進化できる!」


颯は一瞬の隙を見て、槍を振り下ろした。エイはそれを避けることができなかった。だが、完全に倒すことはできず、エイは再び素早く反撃に転じる。


「これで決める!」颯は一気に攻撃の手を強化し、エイのしっぽを狙った。


「まだだ!」颯は言った。そのとき、エイのしっぽを手に入れる直前、彼の速度がわずかに鈍った瞬間があった。


その一瞬を逃さず、颯は槍を突き出した。エイのしっぽを掴んだ瞬間、颯の勝利が決まった。


「まさか…」エイは驚きの表情を浮かべながら倒れた。「お前たちがここまで成長するとは思わなかった…」


「俺たちの勝ちだ」颯は静かに言い放ち、しっぽを手に取る。


「でも、これはただの第一歩に過ぎない」と颯は思った。「まだ先がある。もっと強くならないと…」


颯たちは、エイとの戦いを経て、次の試練への道を進むことを決意した。


試練をクリアした颯たちは、再び次の試練へと向かうための準備を始めた。しかし、その途中、彼らは新たな仲間と出会うことになる。


「おい、君たち!」突然、どこからか声がした。


振り返ると、そこには若い女性が立っていた。彼女は、白いドレスのようなものを着ていた。


「私はリリア。聖女だ。君たち、次の試練に向かっているのか?」リリアは笑顔で話しかけてきた。


「お前、聖女?」颯が驚いた顔をする。

「聖女ってヒールとか神聖魔法?」

「まあそうだな、ヒールはヒーラー程回復はできないけど切り傷くらいなら治せる

あと神聖魔法はアンデットにしか効かないけどな」

「なんで俺たちに声をかけたんだ?」

「君たちは伍の試練をクリアするくらいだからかなりの実力者だし、

次の試練はアンデットがでてくるが

一人じゃ勝てないから仲間を探していたんだ」

「それなら、仲間になろう!そしてちゃちゃっと陸の試練クリアしますか!」


「ぜひ!。私は君たちに力を貸すよ。でも、その代わり、私も君たちから学びたいことがあるんだ。」と答えた。


こうして、颯たちの新たな仲間、リリアが加わった。次の試練に向けて、彼らは新たな一歩を踏み出した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ