2話 いざ始まりの町ドルチェへ
俺はカンナと共に祠をでて、ドルチェへと向かった。
「そういえばカンナはどこ生まれだ?」
「私は北の高原生まれです」
「もしかしてカンナって魔法使える?」
「一応氷魔法の初歩的ものなら」
この世界では冒険者ギルドが存在し、F〜Sまで存在するらしい(ちなみにカンナはF)
「じゃあドルチェに着いたら冒険者ギルドに登録すれば良いんだな?」
「はい、そうです」
「そういえば俺とカンナってパーティー?組んでるの?」
「ぇ そうではないのですか?」
「あ、じゃあ正式にパーティー組むか!」
「それならギルドに登録しましょうか」
「カンナって試練どこまでクリアした?」
「いいえ、駆け出し冒険者なので一個もクリアしてません
なので初心者におすすめなドルチェの試練へと行こうとしているのです」
「思ったんだけどカンナってエル」
「助けてくれえええええええ」
ちっ今大事なこと聞こうとしたのに…
っていうか誰か襲われてるんだけど?!
「な?!あれはスケルトンゴブリン!?」
「ぇ?すごいの?」
「初心者ではなかなか倒せない相手です」
「最強目指すなら戦うしかないっしょ!」
うおおおお!
「くらえーーーーーー!」
カキーン
俺の剣は容易く跳ね返されてしまった
「クソおおおお」
やべぇ攻撃が来る!
「アイスエッジ!」
ゴブリンが凍った
「カンナ!」
「今のうちに逃げてください!」
ーーーーーーー
「いやー助かったよ!」
「俺の名前はリュウク一応タンクだ」
「俺の名前は颯」
「私の名前はカンナです」
「どうして襲われてたんだ?」
「いやードルチェに向かおうとしたら腹が減ってふらっと森に入ったらああなった」
バカかこいつと颯は思った
「ドルチェに向かうんですか?それなら行き先が一緒なので一緒に行きません?人数は多いほうが安全ですし」
「いいなそれ!まあリュウクがいいならだけど」
「ちょうど仲間が欲しかったところだ!一緒にいこうぜ!」
こうして颯、カンナ、リュウクの3人の駆け出し冒険者はドルチェへと向かうのであった。
〜続く〜