表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/34

10話 油断禁物

颯、カンナ、リュウク、そしてミアは、いよいよ試練の地「忘れられた神殿」に足を踏み入れた。この神殿は古代の迷宮であり、入り組んだ構造と数々の罠が冒険者を待ち受けているとされる。試練をクリアした者は「英雄の証」を手に入れ、さらなる力を得ることができるという。


「ここが試練の場所か…雰囲気あるなぁ」颯は神殿の巨大な入口を見上げ、息を呑んだ。


「気を引き締めてください。ここには古代の罠が仕掛けられているはずです」カンナが静かに言い、周囲を警戒する。


「俺たちなら大丈夫だろう!さっさと突っ切って、最強の証を手に入れるぞ!」颯は勢いよく前に進もうとしたが、リュウクが彼を制止した。


「待て、颯。最初の試練は力だけじゃ突破できない。冷静さが求められるぞ。あのレイガンのアドバイスを思い出せ。」リュウクの言葉に、颯はハッと気づき、少し落ち着きを取り戻した。


「そうだな…まずは様子を見て慎重に進もう。」


彼らが迷宮の内部へ足を踏み入れると、薄暗い通路が続き、古代の遺物が至る所に散らばっていた。壁には謎の紋様や文字が刻まれており、誰もが一瞬でその異様な雰囲気に包まれた。


「なんだか、ここにいるだけで不気味な感じがするな…」ミアが不安そうに呟く。


「確かに、油断できない場所だ」リュウクは大剣を握りしめ、警戒を強めた。


数分歩いたところで、突然、足元から「ガシャン!」という音が響き、床が崩れた。


「罠です!」カンナが叫ぶが、時すでに遅く、颯とリュウクは穴に落ちてしまった。


「颯!リュウク!」ミアが駆け寄るが、彼らは深い地下へと落ちていく途中だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ