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本気で目立たなくなってきた件

第79話


「す、すごいね。本を読破しただけでここまで力を付けるなんて」


「それはそうよ、私死ぬほど読んだもの」

まだ、目がギラギラしていて怖いな。


「これで未来も安心して戦えるのぅ」


「徹、お前も娘に夢中になってないで少しは鍛練したらどうだ」


「う、そうします」


「まずは体力だな。よし徹、俺と一緒に走り込みだ」


僕はむりやり福原に連れられてランニングする羽目になった。


ぜえ、ぜえ


「おい、もう息切れかよ。さすがに体力無さすぎだぞ」


「仕方ないだろ、僕は元々運動は苦手なんだよ」

きづいたら僕は逆ギレしていた。


「これは本格的に鍛えないとだぞ、徹」

福原の言う通りだ。

何とかして体力と力をつけて目立たないと。


最近のみんなの力の成長はすごい。


ぼくはメルルンの魔法に甘えていたのかもしれない。


「福原、僕を鍛えてくれ」


「おう、任せておけ」


「あいつ、だいじょうぶですかね?」


「おい、二人とも鍛練はいいが、あまりここにとどまってはおれぬぞ。せいぜい1週間ってところだぞ」


「よし、それまでに基礎体力をつけてやる。ハードだけど頑張るぞ、徹」


「1週間しかないのか」

僕の心がすでに折れ始めていた。


すると未来が近づいてきた。

「あんたこのままだと地味よ」


ぐさりと心臓に矢が刺さった気がした。


「やります、福原。いやマッスル師匠お願いします」


こうして僕は福原の元で鍛練をすることになった。

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