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何か石版を見つけた件

第71話


福原が壊れた部屋から何かを持ってきた。


「おい、福原。勝手に持ち出しちゃダメだろ」


「でも、見ろよ。これなんかの石板なんじゃねぇか?文字も書いてあるし」


「ほんとだな、エリスさん読めますか?」

エリスはしげしげとみつめる。


「ふむ、なるほどな」

エリスは顎に手を当てて考える。


「読めん」

ガクっと僕らは拍子抜けした。


「あ、あの」

ロミアが後ろから声をかける。

「私、読めそうです」


「なんじゃと、娘。では読んでみろ」


「この石板には禁断の魔法が封印してある。この石板が割れた場合、その魔法が発動し世界は滅ぶであろう」

ロミアはスラスラと読み上げる。


「なんじゃと、娘。ほんとにそんなことが書いてあるのか?」

エリスが疑問を投げ掛ける。


「はい、間違いありません」


「と、徹。これお前に渡すわ」

福原の手がぶるぶると震える。


「いや、そんな。僕だって嫌だよ」


「ちょっと落とさないでよ、福原」


「そんな簡単には壊れんだろうよ」

エリスが福原から石板を奪う。


「ちょ、ちょっとエリスさん」


「とりあえず、この石板は娘。お前が持っておけ」


「は、はい魔力の箱に保管します」

ロミアは魔力の箱を出して、石板をしまう。


そんな力もあるのか。僕は思わず感心した。


しかしえらいものをみつけてしまったな。


「こんなところから、石板がでてきたってことは他にもあるかもしれんぞ。少し探すか」

エリスさんが提案する。


たしかにそうだな。

僕らは廃墟とかした家をくまなく探し始めた。罪悪感も感じたが仕方ない。


お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。

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