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危機は続くの件

「さぁ、現れてください。弥生さん!!」

カエデは力をさらに流していく。


「弥生…そうかあいつなら回復もできる」

すると徹が光に包まれる。


「ふぅ、目が覚めたわ」

目の前には弥生の姿がある。


「よかった、来てくれたんですね」


「ええ、あなたのおかげよ」

弥生は辺りを見回す。


「あの子とあなたが力を消耗してるわね」


「あ、私はまだ大丈夫ですが、沙羅さんをお願いします」


「そうは言ってもあの子は規格外だからなぁ」

弥生は沙羅に近づく。


「相当、いやかなりまずいわね」

すると沙羅が立ち上がり弥生の首を締める。


「ぐっ、かはっ」


「えっ、な、沙羅さん!!」


「やべぇ、暴走してるぞ」


「くっ、サンダーボルトバスター」

弥生は沙羅を無理やり引き離す。


「まずいわ、あんな力私では勝てないわよ」


「ど、どうしますか」


「あれだけ力を消耗してるから息絶えるのを待つしかないわね」


「それって沙羅さんが死ぬのを待つってことですよね。それはダメですよ」


「じゃあ、どうする?私達全員死ぬ?」


「で、でも」


「確かに、今の沙羅のオーラはやばいな。俺でもわかるぜ」


「来るわよ!!」


「あー、ごめん」

沙羅が頭をボリボリとかく。


「えっ」

カエデが目を丸くする。


「いつもと違う気を感じたから思わず攻撃しちゃった。えーと、弥生?ごめんなさい」


「あ、ええ。良いわ」


「えっと、なんで弥生が?」


「ああ、カエデがあなたの消耗の回復をして欲しいって、でも大丈夫そうね」


「ええ、少し休んだら治ったわ」


「ええー、心配したのに」


「力を使いすぎたのは本当だよ」


「じゃあ、私は徹に戻ろうかな」

(でも沙羅は嘘をついてるからもう少し居るか…)


「せっかくだから少し表に出ててもいいんじゃねぇか」


「わかったわ、そうする」


「カエデは大丈夫なの?」


「はい、沙羅さん」


「うそね。弥生、回復できる?」


「ええ、良いわよ」

(全く、あなたも嘘をついてるのに)

弥生はカエデの体力を回復する。


「ありがとうございます」


「いいのよ、私を外に出してくれたし」


「おい、あそこから煙が出てるぞ」


「何かしら、行ってみましょう」

弥生は先頭をきって歩き出す。


「私は疲れてるから少し遅く歩くわ」

沙羅ははぁはぁと息を切らす。


「大丈夫ですか?」


「うん、先に言ってて」


「じゃあ、行こうぜ」



「ふぅ、まずいなぁ」

沙羅は皆が離れてから地面に座り込む。


「この世界はサイコパワーが少ないから回復に時間がかかる…」

すると周りから魔物の群れが現れる。


「やっぱり来たか」

皆には早く先に進んでほしいから行かせたけど倒せるかな。



「なんだか、嫌な予感がします」


「あの煙?」


「よくわからないんです」


「沙羅か?俺が戻ろうか」


「それは無理みたいね」

煙の先からは巨大な魔物が現れる。


「で、でけぇ」


「あれは恐竜ですか?」


「そうみたいね。それも結構強力な魔力を持ってるわね」


「恐竜が口を開けましたよ」

すると巨大な恐竜が火球を複数放出していく。


「サンダーシールド」

弥生が火球を受け止める。


「なかなか、強烈ね」


「マッスルガドリング」


「風神烈火」

魔物はびっくともしない。


「ちっ、なんてやつだよ」


「弥生さん、どうすれば」


「私も力を上げる。カエデも神の力を解放しなさい!!」


「は、はい!!」

弥生とカエデは力を解放する。


「くそ、俺はどうすれば」


「福原、あんたは沙羅のところに急いで戻って!!」


「え、沙羅?」


「早く!!」


「わ、わかった!!」

福原は急いで沙羅がいた場所に走っていく。


「カエデ、連続攻撃で行く!!」


「はい、まずは私から。風神激流破」

魔物はバランスを崩す。


「ハイパーライトニングスラッシュ」

弥生の攻撃で魔物の右手が切断される。


「よし、効きましたね」


「ええ、このまま行くわよ」

2人は再び臨戦体制に入る。






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