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次の目的地は忘れましたの件

第67話


「ふぁー、フレイルもいないしワシは体力がないのじゃあ」

エリスがだだをこねはじめた。


福原が当たり前のようにおんぶをし始めた。


「で、次はどこに向かうんですか?」


「それがなぁ、忘れ…というか環境が変わっていて村がなかったり、あったりでよくわからんのだよ」


忘れ…


「そうなんですか、どうしましょうか」


「とりあえず、適当に歩いて行けばいいんじゃねぇか、ウォーキングは体にいい」

黙っててくれ脳筋


「カエデさん、魔物の匂いはしますか?」


「いえ、この周辺には感じませんね」


「エリスさん、どうするんですか?」

未来は訪ねる。


「うーむ、忘れた。この辺にあったんだよ、村が」


認めた。


僕、空から見てみますよ。


僕は魔法を使って上空へ飛ぶ。


上から辺りを見渡すが、やはり村は見つからない。


困ったな。目的地がないとなると次はどうすればいいんだろうか…


ん?目を凝らしてみると、なんだか村のようなものが見えるぞ。


僕は下に降りた。


「エリスさん、かなり遠いですが村のようなものがみえましたよ」


「おお、そうか、徹。役にたったぞ」


ぷっ、未来の笑い声が聞こえた。


「何がおかしいんだよ」

僕はムッとした顔をした。


「だって、役にたてたじゃない」


「痴話喧嘩はそこまでにして行くぞ、ふたりとも」


「痴話喧嘩じゃありません」

僕と未来の声がハモる


「仲良しですね、お二人様」

カエデさんの呑気な声が聞こえた。


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