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向こう岸に着きましたの件

第664話


「ふう、なんとか魔人と爆弾は処理できたのぅ」


「そうですね」


「それであとどのくらいで着くんだいー」


「ああ、もうすぐだよ。ほら見えてきただろ」


「おお、本当だぁー」


「でも何かいるわよ」


「なんだあれは」


「あれは戦車?」

確かに目の前には戦車のようなものがいる。


「あれは魔物ですね。戦車に擬態しているようです」


「この世界に戦車なんてあるんですか?」


「いや、あのような物は見たことがない」


「それって」

沙羅が近づいてくる。


「うむ、どうやら人間が裏切ったか、それか捕まって無理やり技術提供させられているかだな」


「そうだとしたら、私の世界か、徹の世界の人間ってことよね」


「その可能性はあるな」


「そんなことより、砲身がこっちに向いてるわよ」

すると戦車型の魔物はミサイルを発射する。


ミサイルは船に当たり爆発を起こす。


「ぬぉぉぉぉ」


「やべぇ、船体に穴が空いたぜ」


「あと少しだっていうのに」

戦車型は再び砲身を構える。


「1足先に上陸するわ」

沙羅は刀を持って戦車までジャンプしようとする。


「待つんだ、沙羅」


「何よ!!」


「上空を」

沙羅は空を見上げる。


「戦闘機?」


「あれもお前達の世界の物か?」


「そうね、まずい。このままだと船が落とされる。


「とりあえず、脱出用のボートを出したからそっちに乗り移るぞ」


「私は戦闘機を落としてくる、戦車は任せた」

沙羅はサイコパワーを解放して空を飛ぶ。


「よし、ロミアちゃん」


「はい!!」


「魔神合体!!」


「カミア見参!!」


「え、大丈夫なの」


「大丈夫、大丈夫。あの戦車は私が相手をしてくるよ」

カミアは大ジャンプで陸地に向かう。


「僕達もボートで追いかけよう」


「うむ、しかしこのボート安定性がないのぅ」


「もう、溺れるのは勘弁ですよ」


「その時はまた俺が助けるぜ、徹」


「それよりも泳げるようになりなさいよ」

未来が呆れる。



「はぁっ!!」

沙羅は戦闘機魔物を切り落とす。

空を飛んでいることは可能だけど出来れば足場が欲しいな。


「沙羅、私に乗りな」

ダイヤドラゴンが現れる。


「助かります、ダイヤさん」

沙羅は1度着地をして再び戦闘機魔物に向かっていく。


「いけぇー、風神ダークスラッシュ」

カミアは戦車の砲身を切断する。


「へへん、これであのミサイルは撃てないだろう」

すると砲身がすぐに再生する。


「げげっ、インチキだ、インチキ」

戦車は船に向かって再びミサイルを発射する。


「ああ、やばい。また起こられる。ブラックホールバスター」

カミアの放った攻撃でミサイルが消滅する。


「あやつら、相変わらず脇が甘いのぅ」

エリスがじっと見つめる。


「上は大丈夫そうですね」



「あと、1機」

沙羅はダイヤドラゴンの背中に降りる。


グキッ


「うっ!!」


「どうした!!沙羅」


「足、足が…」


「もしかして挫いた?」


「はい」


「ええ、仕方ない。最後の1機は私が倒そう。ダイヤモンドブレス」

ダイヤモンドドラゴンの口から火球が発射され戦闘機は墜落していく。



「風神魔神斬」

カミアは戦車をバラバラに切断する。

戦車は再び再生をしようとする。


「おっと、させるか。ダークネスハイパーバスター」

戦車型は消滅していく。


「へへん、どんなもんだい」


「カミア、油断するな」


「えっ?」


目の前から人の形をしたロボットが歩いてくる。


「うわぁ、動きがなんか不気味だよ」

カミアは思わず後退りする。


「カミアちゃん、あのロボットの腕!!マシンガンだ」

ロボットはカミアにむけてマシンガンをぶっぱなす。


「風神残像剣」

カミアは剣ですべてのマシンガンを弾き飛ばす。


「甘い、甘い」


「あのロボットすげぇな」


「そんなことより、我々もさっさと上陸するぞ。嫌な予感がする」


「わ、わかりました」

僕達は急いで陸に上がる。

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