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新生四天王ココンの件

第653話


「えっ、敵がいるのか」


「ええ、力もかなりあるからなんちゃら四天王ってやつじゃない」




「あの女、こちらに気づいているな」


「どうしますか、先生」


「うむ、あの女の力先程見させて貰ったが相当な物だ」


「じゃあ、逃げますか?」


「いや、今なら大丈夫だろう。他の連中は力を使い果たしている」

先生と呼ばれた魔人は長い刀を手にする。


「先生、まずはおれが行きます」


「わかった、行くがいいポンド」


「うぉぉぉぉ」

ポンドと呼ばれた魔人は徹達の元に飛び出す。



「来たぞ!!」


「はい、メルメルサンダー」


「ふん、弱い」

ポンドは僕の魔法を弾き飛ばす。


「何!!」


「ち、私達の力が落ちているな」


「まだ、強いのが隠れてるみたいだねー」


「ここは、私とロミアちゃんに任せてください」


「おお、カミアになるのか?」


「いえ、このままで戦います」


「行きますよ、ロミアちゃん」


「はい、ダークネスバスター」


「ポンドシールド」

ロミアの攻撃は簡単に防がれる。


「風神烈火」


「ふん、効かねぇ」


「なかなか、やりますね」


「ポンドビーム」

ポンドは回転しながらビームを放つ。


「まずいです」


「ディフェンスシールド」

未来が福原達を守る。


「く、ダークネスシールド。カエデさんこちらに」


「私達も力を使いすぎたねぇ」


「よいしょっと」

沙羅が立ち上がる。


「やるのか?」


「ええ、私はあっちの魔人と戦ってくる」

沙羅は力を徐々に上げていく。


「まさか、先生のところに行くのか!!」


「先生ね。その通りよ」

沙羅は一瞬で姿を消す。


「ぬぅ」

沙羅の一撃を刀で受け止める。


「へぇ、なかなか反応が良いじゃない」


「ふん、女。私の刀さばきを見せてやる」


「私は最初から本気でいくわよ」

沙羅の目が赤色に光る。


「むぅ!!」


「サイコパワーバーニングドライブ」

沙羅の力が一気に上がる。


「く、くそ。手が震える。これは恐怖か」



「先生!!」

ポンドが余所見をする。


「ハイパーマッスルパンチ」


「ぐおっ」


「ハイパーミサイルストーム」


「ちぃ、先生の元に行くのだ」


「そうはさせない。メルメルスラッシュ」


「風神烈斬」


「邪魔をするなぁ」



ズドン!!!


遠くからものすごい音と地響きがする。


「始まった、くそ。先生」

すると何かの塊が飛んでくる。


ドシャリ


「な、せ、先生」


「へぇ、こいつがあんたのボスってわけかいなー」


「そうだ、四天王のココン様だ」


「戦闘シーンもカットで残念だったわね。まぁ一撃だったけど」


「な、貴様。いつの間に」


「相手になってあげるわ」


「くそぉ、先生の仇」

ポンドが手に魔力を込めて殴りかかる。


「甘い」

沙羅はポンドの手を掴む。


「ぐっ、離せぇぇぇ」


「よいしょ」

沙羅はポンドの手を掴んだまま回転して壁に向かって投げつける。


「う、うわぁぁぁぁぁ」

ポンドは壁に激突する。


「仕留めたかしら」


「どうじゃろう。消滅させんとわからんぞ」


「く、くそぉ。先生はこんなやつと戦ったのか」


「先生よりタフじゃない」


「くっ、バカにしてぇ」

ポンドは死に物狂いで突進してくる。

沙羅は両手で突進を抑える。


「おい、ナメてないでさっさと倒せ」

エリスかしびれを切らす。


「わかってます、この力をうまく使えるように試してただけです」

沙羅の両手が光始める。


「ぎゃぎゃあ、熱い」


「消し飛べ、バーニングブラスター」

ポンドは言葉も無く消滅していく。


「ふう、まだ調整が必要ね」


「全くとんでもない力だな」


「むやみに使うのは危険そうです」

沙羅は元の姿に戻る。


「うむ、今回は私達も油断した。力を使い果たすとは。すまんな、沙羅」


「いいえ、いい調整になりました」

なんだか、僕の出番がどんどん無くなっているような。

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