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修行修行の件

第650話


「よし、カエデ、ロミア。2人の修行は私とやりましょう、合体はいつでもしていいわよ」

沙羅がやる気満々で2人に近づく。


「はい、では早速合体します」


「私もサイコパワーを使うわ」

沙羅は第1段階を解放する。


「カミア見参」


「やっぱり力はすごいわね」

沙羅とカミアはぶつかり合う。



「すげぇな。あの2人」


「エリスさん、僕達も」


「うむ、ではダイヤ。我々は3人で組手をするぞ」


「え、私もかい」


「うむ、やるぞ」


「お願いします」


「しょうがないなぁ」



「あたい達はどうするかなぁ。なぁマッスル」


「とりあえず、俺は筋トレするぜ」


「私は魔法の書を使って練習するわ」


「じゃあ、あたいもあたらしいメカを作成するか」



「カミア、力のコントロールが出来てない」


「なんとぉ、ダークネスストームバスター」

カミアは攻撃を発する。


「おっと、当たらないよ」

沙羅は攻撃を避けて一瞬でカミアに近づく。


「うわっ」


「バーニングストライク」


「ぐぅっ」


「まだまだ、もっと力を出せるはずよ」

沙羅はカミアを挑発する。


「くっ、バカにしやがってぇ」

カミアは力を増幅させる。


すごい力。これは油断出来ないわね。

沙羅は構える。


「遅い!!」

カミアは沙羅の背後に周る。


「ちっ」

沙羅は空間転移で攻撃をかわす。


「くそっ、逃した」


「危なかったわ」


「立ち止まってるところを狙い!!」

カミアは沙羅に蹴りをあびせる。


「くっ」

沙羅は何とか蹴りを受け止める。

痛ぁ。


「沙羅も本気で来い」

今度はカミアが沙羅を挑発する。


「本気か…」

第2段階は使いすぎると回復が間に合わない…

いや力をコントロール出来るようになれば。

ふっ、コントロールが必要なのは私ってことか。


「良いわよ。後悔しないでね」

沙羅の周辺の空気が変わる。



「あやつ、第2段階を使う気か」


「ええ、修行じゃなくなってる」


「おい、沙羅」



「はぁぁぁぁぁぁぁ。はぁっ!!」

沙羅の発する力が変わる。


「す、すごい力」


「カミア、これがお望み通りの力よ」


「う、うぅ」


「びびるな、あんたも力を出せ!!」


「くっ、言ってくれる。カミア様の本気を見せてやるぅ」


「ふふ、すごい力じゃない。ワクワクしてきたわ」

沙羅がニヤリと笑う。


「沙羅、これが全力だよ」


「いいじゃない。さぁ行くわよ」


「うぉぉぉぉぉぉ」


「はぁぁぁぁぁぁ」

2つの大きな力が激突する。



「うぉぉぉ、地面が揺れてるぜ」

福原が慌てる。


「それよりも沙羅の体が」



「まだまだぁ」


「くっ。沙羅の力、圧倒的だ。この私がかなわない」


「最後まで諦めるなぁ」

沙羅はカミアを殴り付ける。


「がはっ」

カミアは気絶して合体が解ける。


「はぁはぁ」

沙羅は力を戻す。



「あれが全力か。徹、沙羅の動きは見えたか」


「…見えませんでした」


「うむ、正直でよろしい」



「ちょっと沙羅、大丈夫?」


「わからない、でもこの第2段階をコントロール出来れば私も衰弱しなくて済むと思うんだ」


「その前にお前の体が」


「大丈夫」


「でもよ」


「お願い、ヒデリ。私を信じて、絶対にコントロールして見せるから」


「う、うう」



「さてと、徹、ダイヤ。続きをやるぞ」


「は、はい」


「オッケー」


「私も混ぜて」

沙羅が入ってくる。


「お主、焦るなよ」


「大丈夫、まだ行けるから」


「ふむ、仕方がないのぅ。では皆のもの行くぞ」


「はい!!全力で行きます」

3人とも強敵だ、どうやって戦えばいい…

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