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崩壊した集落にて村人を発見した件

第64話


僕は海で起きた記憶を消そうと念仏のようにぶつぶつ言っていた。


「徹さん、なんの呪文ですか?私、大福がほしいんですけど」


ぼくはいつものように大福を出してカエデさんに渡す。


「ありがとうござ、ん、皆さん近くから魔物の匂いがします」


僕たちに緊張感が走る。


カエデさんは大福を口いっぱいに入れる。


「この近くには集落があったがもしかしたらそこに魔物がいるのかもしれんな」

エリスさんが言う。


「もしかしたら生き残りの人がいるかも知れないですよ」

未来が慌てる。


「よし、カエデさん、福原、急ごう」

僕たち三人は先行して集落へむかった。


「徹のやつやる気満々だのう、未来、娘。我々も行くぞ」

エリスさんはロミアのことは名前では呼ばない。


僕たちは集落に着いた。


村人が今まさに魔物に襲われそうになっていた。


「メルメルバスター」

僕は魔物に向かって魔法を繰り出す。


魔物は断末魔をあげて消えていく。


「気をつけてください、魔物が集まってきてます」

カエデが力を上げて戦闘準備に入る。


「よし、俺もやってやるぜ」

福原の体がテカテカし始める。


空から翼の生えた魔物が僕らに襲いかかってきた。


「メルメルサンダー」


「疾風昇天破」


「マッスルストリーム」


僕らは各自魔物を退治していく。


先行してしまったが、エリスさんたちは大丈夫かな。


次から次へと魔物が現れる。


「おいおい、いつまで出てくるんだ」


「仕方ないよ、いなくなるまで倒すしかない」

僕は全体攻撃の魔法を使い次々と魔物を倒す。


カエデさんはすばやい動きで魔物を斬りつけていく。


この数がエリスさんたちにもいってたらまともに戦えるのはエリスさんだけだ…やばいな。誰かむかわせるか?


そう考えていると魔物たちはわらわらと出てきた。


くそ、やばいぞ。

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