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なかなか仕留めきれないの件

第632話


「沙羅、助太刀するぜ」


「助かるわ」

沙羅は息を切らしている。


「大丈夫か?まだ戦って無さそうだけど」

福原が沙羅に触れる。


「…おい、お前熱があるのか?」


「ちょっと、力を使いすぎて油断したかも」


「風邪なんてこの世界にもあるのね」


「そりゃ、あるだろうよ。人間だしよ」



「はぁぁぁぁ」


「うぉぉぉぉ」

僕とカエデさんは力を解放する。


「な、なんだ。この2人は!!」


「トドメ!!」


「ぐぎやぁぁぁ」


「こんな小僧にぃぃぃぃ」


「よし、本気を出したな」

エリスさんはこちらに声をかけながら魔人を倒していく。


「それにしても数が多いねぇ」

ダイヤさんも魔人を倒す。


「ロミアはどうした?」


「力を解放して魔人を倒してます」


「よし、私は沙羅のところに行く。ダイヤ後は頼む」


「オッケー、皆行くよ」

ダイヤも力を解放する。



「マッスルガドリング」


「ミサイルストーム」


「ちっ、邪魔をするな雑魚ども」


「真覇烈風斬」

沙羅は魔人に向かって斬りかかる。


「おやおや、力が出てないねぇ」

魔人が沙羅に蹴りを加える。


「ぐっ、情けない!!」

沙羅は後退する。


「沙羅、回復するわ!!」


「ダメージはない。ただ攻撃力が下がってる」


「ちくしょう、5人の相手は厳しいぜ」


「ふははは、合体攻撃行くぞ」

魔人達は手を重ねて強力な光線を放つ。


「ちっ、サイコシールド…」


「私に任せろ!!」

エリスが沙羅の前に立つ。


「エリスさん」


「こんな、攻撃では私は倒せんぞ」

エリスは攻撃を防ぎきる。


「ち、エリス・クロードか」


「私のことを知っているなら、大人しく殺されるがよい」

エリスは力を上げていく。


「炎竜鳳凰斬!!」

エリスの剣から炎のドラゴンが放たれる。


「魔人合体シールド」

魔人はエリスの攻撃をおさえる。


「ふっふっふ。甘いな。エリス」


「見積もりが甘いな。お前らは」


「何!!」


「双竜鳳凰破」

エリスは両手から炎のドラゴンを2匹出す。


「く、これ以上は防御がもた…ぐぉぉぉぉ」

5人魔人はドラゴンに呑まれて消滅する。


「凄い、エリスさん」


「どうした、沙羅」


「風邪引いた」


「な、なんじゃとぉ」

エリスは呆れた顔をする。


「まぁ、いい。向こうの手伝いをしてくる」


「もう、終わったよー」

ダイヤ達が戻ってくる。


「ふむ、良くやった。しかし最初から本気を出さぬか」


「すいません、相手の力がわからなくて」


「まぁ、確かにみんなでフルパワー出しすぎると後から強いのが来たら不味いからねぇ」


「まぁ、そうか」


「噂をすれば来ましたよ」

ロミアが指を指す。


「おやおや、気づかれましたか」

先程までの魔人とはレベルが違うようだ。


「私が相手をします。サイコダークパワー解放!!」


「はぁぁぁぁ」

カエデも再び力を解放する。


「僕も行くよ」

僕も力を解放する。


「私の名前はガオウです。皆さんなかなか強そうですね」

魔人はにこりと笑う。


「あやつ、3人の力を見ても余裕じゃのぅ」


「手強そうだねぇ」


「烈風咆哮斬」


「ダークネスサイコバスター」


「ファイナルメルメルバスター!!」


「ふふふ、強い力ですねぇ」


ジュッ!!

魔人は消滅していく。


「あ、あれ?」


「えっ」


「えーと」


「なんじゃ、あっけないのぅ」


「ま、まぁ倒したのでよかったねー」


「なんちゃって!!」

ガオウがエリス達の方に姿を表す。


「ぬおっ!!」


「その女は貰いましたよ」

ガオウは沙羅を抱き寄せる。


「しまった」

沙羅はぐったりしている。


「沙羅、振り払って」


「だめだ、今の沙羅にはその力は残っておらん」


「では、さようなら」

ガオウは沙羅連れて消えていく。


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