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覚醒カエデの件

第616話


「風神烈火」


「サイコシールド」

沙羅はカエデの攻撃を軽く受け流す。


「くっ、スピードを上げます!!」

カエデは沙羅の背後に廻る。


「早い!!」

沙羅はカエデの攻撃を防御する。


「風神乱れ乱撃」

よし!!全てヒットした。


「甘い!!」

沙羅の拳がカエデの脇腹にヒットする。


「ぐっ」


「やばっ、折った!!」

沙羅は慌てる。


「まだまだです。風神斬空脚」


「真覇炎竜脚!!」

2人の攻撃がぶつかり合う。


「くぅ!!」


「やば、また折れたわよ」

カエデは地面に落下していく。


「よっと」

沙羅はカエデを受け止めて地上に降りる。


「うっ、うう」


「今回復するは、サイコヒール」

すると、骨折部が修復されていく。


「す、すごいです」


「大丈夫?」


「は、はい。圧倒的ですね。力の差がありすぎます」


「うーん。カエデは風神の力を頼り過ぎなんじゃない?」


「ええ、でも私は風神の力がないと」


「ふーん、私が聞いた話しとは違うわね」


「えっ?」


「カエデの力が強すぎるから風神はその制御の為にあなたの中に入るって聞いたけど」


「そうなんですか?」


「自覚がないのね。1度何も気にしないで力を解放してみたら?風神の力以外でね」


(やめろ、娘。過去にも解放したことがあるがカエデは制御が出来ていない)


「直接脳に話しかけてくるのね。でもそれを制御できたらカエデはさらにパワーアップするわよ」


「誰と話しているんですか?」


「気にしないで、さぁ力を解放して」


「そ、そんなこと言われても」


「やりなさい!!」


「は、はい!!」

カエデは力を上げていく。


「はぁぁぁぁぁぁぁぁ」


「まだまだ。もっと力を上げる!!」


「くっ、うぉぉぉぉぉぉぉ」

カエデの髪の色が変わっていく。


「まだ、まだいけるわよ」


「くっ。まだ、まだぁ」

するとカエデの瞳が金色に光り虹色のオーラを発する。


「はぁはぁ、沙羅。これが私の全力だ」


「す、凄いわね…口調も変わってるし」



「おー、すごい力じゃのぅ」


「修行でこんなに力を使うかねぇ」


「また、沙羅が煽ったのじゃろう」


「またって」


「大丈夫なのか?カエデは。あの力コントロールできてないんだよな」


「それをコントロールさせるための修行だろう」



「この力、これは神も恐れるわけだわ」


「さぁ、続きと行こうか」


「良いけど、コントロールするのが目的だよ」


「わかってる」


「じゃあ、私も力を上げる。バーニングドライブ!!」

沙羅の瞳と髪が赤く染まる。


「サイコパワーを使わないとはなめているのか」


「私もこのバーニングドライブをさらに高めたいのよ」


「そう、ならいい!!」

2人の力がぶつかり合う。



「すごい震動だねぇー」


「ううっ」

未来が球体君から顔を出す。


「どうしたの!?未来」


「力、怖い」


「大丈夫だよ。あの力は僕達の仲間だから」


「いや、どうやらこちらに魔人が向かっておるぞ」


「えっ」


「なかなか強い力だね」


「わ、私、沙羅さんに力を貰ってません」


「ふむ、丁度いい機会だ。みんながパワーアップをしたのなら次は私の番だな」

エリスがストレッチを始める。


「エリス様…あの力はダメだよ」


「分かっておる、あの力に頼る気はない」



「カエデ!!力が落ちてる!!」


「くっ、コントロールが!!」


「バーニングクラッシュ!!」

沙羅の攻撃が徐々に当たり始める。


「まだまだぁ」

カエデは再び力を上げる。


「一気に放出するな。維持し続ける!!」


「ちぃっ」

沙羅の攻撃がカエデの腹部に当たる。

カエデは遠くの崖まで吹き飛ばされる。


「はぁはぁ。力は凄いけど…やっぱりコントロールがなってない」

するとカエデの力は弱まっていく。


「今日はここまでか…」

沙羅も力を下げていく。



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