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研究所を制圧しますの件

第608話


「ん、よく見ると魔物とメカが融合してるわね。結構発明が進んでいるのね…」


怪獣は口からミサイルを発射する。


「サイコシールド」

怪獣はそのまま突進してくる。


「サイコギロチン」

沙羅は怪獣を真っ二つに切断する。


「ほら、さっさと中に進むわよ」

僕は黙って沙羅の後を追う。


「ち、近づくな。スピーダーはどうしたんだ」

研究員が拳銃のような物を向けて慌てている。


「スピーダー?あああの魔人ね。あいつなら私が倒したわ」


「な、なんだと。ゴーワン様!!」


「なんだよ。うるせぇな」

ゴーワンと呼ばれた魔人は研究員の頭を掴んでそのまま握り潰す。


「あら、強そうな相手が来たわね」


「お前がスピーダーを殺した?冗談はいけねぇぜ。お嬢ちゃん」


(ふむ、さっきの魔人よりは強そうだけど…)


「ボケッとするな」

ゴーワンはものすごいスピードで沙羅に接近する。


「な、さっきのより早いじゃない。そんな体のくせに」


「ゴーワンパンチ」

沙羅は両手でパンチを受け止める。


「な、なにぃ!!俺のパンチを受け止めた!!」


「いたぁ、手が痺れた」

(早くこいつを倒して研究所のデータが欲しいな。ヒデリを連れてくればよかった)


「ゴーワンキック!!」

沙羅はジャンプでかわす。


「この俺のスピードについてこれるとはやるな。お嬢ちゃん」


「……」


「なんだ、怖じ気づいたか?」


「スピードについてこれるか…じゃあもっと早く動いたら?」


「ふん、身の程知らずのガキが」

ゴーワンはさらにスピードを上げる。


「うおっ!!」

沙羅は突進してくるゴーワンに足を掛ける。

ゴーワンは凄い勢いで壁に激突する。


「もう終わり」


「くそ、ならまずはそこの小僧から」


「あんたも卑怯ものか」

沙羅は一瞬で僕の前に現れる。

そして首根っこを掴む。


「えっ」


「あんたは、ちょっと下がってな」

沙羅は僕をおもいっきり外に投げ飛ばす。



「おお、徹が飛んできたぞ」


「ダメージは追ってないようだねー」


「沙羅に投げ飛ばされたな…」


「カエデ、魔人の気配が失くなったらヒデリを連れてきて」


「わかりました!!」


「ぬお、びっくりした。なんじゃカエデ」


「えっ、今沙羅さんから指示が聞こえたので」


「私達には聞こえんかったぞ」


「ほほう、耳の良いカエデに投げ掛けたのね。冷静だねぇ」


「しかし、自分で連れてったのに投げ出された徹は不憫じゃのぅ」


「そうだねー」



「貴様、仲間を投げ捨てるとはイカれてるのか?」


「あいつがいると戦いに集中できないから」


「たいした余裕だ。俺の本気を見せてやるぜ」


「ひ、ひいいぃ」

研究員達が奥の部屋に逃げる。


「すごい力…」

するとゴーワンは沙羅の背後に立つ。


「!?」


「見えなかっただろ」

ゴーワンはそのまま沙羅を叩きつようとする。

しかし、沙羅は後ろを向いたまま片手で攻撃を受け止める。


「それが本気?」


「な、なんだと。貴様」


「ふん!!」

沙羅はゴーワンに肘鉄を入れる。


「ぐほぉぉぉぉぉ」


「変な声出さないでよ」

そのままハイキックがゴーワンを取られる。

ゴーワンは派手に壁にぶつかる。


「まずい、まずい。あんまり建物を壊すわけには行かないわね」

沙羅はゴーワンの手をつかんで天井に投げ飛ばす。



「おお、今度は魔人が建物を突き破って飛んでおるぞ」


「あれは投げ飛ばされたんだねぇ」



「ぐ、ぐぉぉぉぉぉぉ」


「じゃあね。真覇一騎当千!!」

沙羅は刀でゴーワンを両断する。

両断されたゴーワンは炎に包まれて消滅していく。


「カエデ!!」


「了解です。行きましょう!!ヒデリちゃん」


「お、おう」

カエデとヒデリは研究所に向かう。


「あ、まだ研究員が中にいたか」

沙羅は研究所の中に入っていく。


「おーい、沙羅」


「ヒデリ、ここの研究所のデーターベースをいじれる?」


「わかんねぇけど、やってみるわ」

ヒデリは端末をいじり始める。


「カエデ奥に研究員が残ってるから倒してくる。ここで見張りをしてて」


「はい、あの沙羅さん」


「ん?」


「生け捕りにしてはどうでしょうか?研究員にここのデータのことを聞き出すのはどうですか?」


「…良いわねそれ。じゃあ行ってくる」


1分後…


「ごめん、手加減できなかった」


「倒しちゃったんですね…」


「まぁいいよ、とりあえずあたいが何とかするから」


「お願い、ヒデリ」


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