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頭がぐらんぐらんの件

第589話


「皆さん、申し訳ありませんでした」

僕は皆に頭を下げる。


「別にいいけどさー。徹、視線が定まってないよ」


「はい、さっきから頭がぐらんぐらんしてて気持ち悪いんです」


「沙羅のせいだねー」


「せいって、仕方がないでしょうよ。あれは」


「やっぱり、僕は沙羅に助けてもらったんだね」


「ま、まぁね。でも暴走を止めたのは未来よ」

(デコピンで倒したのは黙っておこう)


「それより2人とも休んだら。特に未来は生き返ったばっかなんだし」


「私、死んでたのね。実感がないわ」


「でも、沙羅に蘇生の術があってよかったなぁ」

ヒデリはばんばんと沙羅の背中を叩く。


「いや、あれは偶然よ。次に誰か死んでも生き返せる保証はないわ」


「そうか、じゃあ死なないようにしねぇとな」


「当たり前よ」


「だめだ、まっすぐ歩けない」


「思ったよりダメージが大きいようじゃな」


「じゃああたいの球体君に入ってろよ」


「うん、そうさせてもらうよ」


「やり過ぎたかしら…」


「まぁ、仕方ないじゃろ」


「それより研究所はそろそろ?」


「いや、まだ時間がかかるぜ」


「そう、じゃあダイヤさん」


「なんだい?」


「この世界の話を教えて。よくよく考えたらこっちに来てから戦ってばっかだからさ」


「そうだねー。じゃあ簡潔に話すねー」


「ダイヤ、変なこと言うなよ」


「はいはい」



「あの女、あの女を消せば…」


「でも俺達の力では消すことはできないぞ」


「ならあいつには魔物の群れを向かわせてその間に他の奴らを倒すとするか」



「ふむ」


「まだ話し始めたばっかりなんだけどなー」


「倒し終わったら聞きます」


「よし、では倒すとするか」



「気づかれたか、よし魔物よあの女を狙え」


「む、魔物の群れが現れたぞ」


「私を狙っているようね」

沙羅は魔物と距離を取る。


「沙羅!!」


「こいつらは私が倒すから、あなた達は魔人をよろしく」


「魔人!!」


「今だぁ」

上空から魔人が2人襲ってくる。


「みんな、避けろ!!」

僕達は魔人の攻撃を避ける。


「成る程、沙羅との戦いを避けたか。意外と頭がいいんじゃな」


「ふん、油断しているのも今のうちだ」


「私達も下に見られたもんだねぇ」


「よし、全力で行くぞ」


「わかりました」


「僕も戦わなきゃ」


「徹は休んでろ」


「100倍ドラゴンモード。封神剣鳳凰炎王斬」

エリスら魔人の1人に斬りかかる。


「うおっ、こいつ強いぞ」


「そいつはエリス・クロードだ。油断するな」


「ダークネスパンチ」


「風神烈風覇」


「なに!!こいつもやるな」


「なめてもらっては困ります」


「ダイヤモンドスラッシュ」

ダイヤは魔人の背中に斬撃を加える。


「ぐわぁぁぁぁぁぁ」


「モーズ!!」


「俺のことは構うな、ホーズ」


「ちっ、貴様らモーズから離れろ。ダークネスファイヤー」


「ブラックホールバスター!!」

ホーズの攻撃が弾かれる。


「ちっ、ロミアか!!」


「下級魔人が気安く呼ばないでください」


「くそ、あの女を離せば何とかなると思ったのに!!」


「我々も甘く見られたもんじゃのぅ」


「炎王烈風斬!!」


「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁ」

モーズは消滅する。


「モーズ!!」


「おっと、よそ見は禁物、ドラゴンスラッシュ」


「ぐわぁぁぁぁぁ」


「あ、仕留め損ねた」


「ダークネスファイヤー」


「風神烈火」


「ち、ちくしょぉぉぉぉぉ」

魔人は炎に包まれて消滅する。


「やれやれ、たいしたことはなかったのぅ」


「沙羅の救援は…いらないね」

沙羅は魔物を全て倒し終えて歩いてくる。


「未来、回復お願い」


「え、どこか怪我したの?」


「うん、ちょっと足首捻った」


「魔物は関係ないのね」


「まぁ」










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