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全てを破壊しますの件

第587話


「徹…」


「未来は、未来はどこだ」


「えっ、あそこに倒れてる」


「未来」

未来は首から血を大量に流して倒れている。


「未来、未来、未来」


「徹、落ち着きなさい」


「どうなってるんじゃ、沙羅」


「何?みんなはまだ見えてないの!?」


「うわぁぁぁぁぁぁ、未来ぃぃぃぃぃぃ」

僕の体内の力が爆発する。


「くぅぅぅっ!!」


「なんじゃ、どうなってるんじゃ!!」


「これは徹の力だねー」


「徹、落ち着きなさいよ」


「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


「みんな、逃げて。徹が暴走してるから」


「逃げろと言われても目が見えねぇ」


「カエデ!!あんたはそろそろ見えてるでしょ。みんなを連れて逃げて」


「わ、わかりました」

カエデは皆を集める。


「早くにげて!!」


「は、はい。みんな私につかまってください」


「ああ」


「風神疾風!!」

カエデは皆を竜巻に巻き込んで遠くに逃げる。


「よし、さすがねカエデ」


「ぐぁぁぁぁぁぁぁ」


「なんてすごい力なのよ。徹にこんな力があったなんてね」


「みらいぃぃぃぃぃい」


「力に支配されるなんて…あいつと同じ…」

沙羅は悲しい目をしながら徹を見つめる。


「みんな、みんな滅んでしまえばいいんだぁぁぁぁぉぁぁあ」


「徹、悪いけど私は還らないと行けないからそれは困るのよ」

沙羅はサイコパワーを解放する。



「少しは目が見えるようになってきたね」


「うむ、あれは未来か」


「はい、どうやら魔人にこ、殺されたようです」


「未来が!!」

福原が思わず駆けつけようとする。

ヒデリが慌ててそれを止める。


「離せよ、ヒデリちゃん」


「だめだ、今行ったらお前も巻き込まれる」


「どうする?エリス様」


「私が落とし前をつける。沙羅に任せるのは気が引ける」

エリスは2人の方に向かって歩き出す。



「ぐぉぉぉぉぉぉぉ」

徹はエネルギーを爆発させて周囲の崖を破壊していく。


沙羅は衝撃波を防ぐ。


「くそ、どうやって近づけばいいのか…」


「沙羅、ここは私に任せろ」


「エリスさん、危ないわよ」


「弟子の不始末は師匠が責任を取るものじゃ。未来を連れて離れろ」


「…わかった。でも今の徹の力はすごいわよ」


「わかっておる」


「じゃあ、よろしく」

沙羅は未来の元に転移してそのまま消える。


「沙羅ぁぁぁぁ、未来をどこに連れていくんだぁぁぁ」

徹は沙羅に向かって攻撃を放つ。


「ちょっ、エリスさん。こっちに」

沙羅は片手で攻撃を防ぐ。


「鳳凰真空覇」

エリスは徹に向けて刃を放つ。


「がぁぁぁっ」

徹は口で刃を受け止める。


「な!!化け物か!!」


「どけぇぇぇぇ」

徹の突進でエリスは遠くに吹き飛ばされる。


「もう、ダメダメじゃない。ロミアあんた未来に回復魔法を使って、ダイヤさんも」


「いや、もう手遅れ…」


「諦めないで」

沙羅は再び転移して徹の前に現れる。


「沙羅、未来はどうした」


「徹、未来は死んだよ。諦めなさい」


「死んだ?お前が殺したのか」


「な、何言ってるのよ」


「きさまぁぁぁぁぁ」

徹の力はさらに上がっていく。


「全く、底なしのパワーね」


「ファイナルバスター」


(ちっ、これを避けたら後ろの連中が消滅しちゃうじゃない)


「サイコシールド」

沙羅は全力でシールドを張るがそのまま徹の攻撃の直撃をくらう。


「沙羅!!」

エリスがボロボロになりながら立ち上がる。


「はぁはぁ。全くひどいわね。女の子にここまでするなんて…」


沙羅は身体中から血を流している。

(なんとか、5体満足だけど…仕方ない)


「徹、悪いけどあんたを、殺すわ」


「ぐわぁぁぁぁぁ、ファイナルサンダーバスター」


「沙羅!!避けろ」


「サイコパワー100%解放」


「えっ!!」


「何!!」


「100%!!」

それぞれが沙羅の言葉に驚く。


沙羅の発する気力で周囲に爆発が起きる。

徹も気力の直撃をくらい吹き飛ばされていく。


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