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沙羅VSレムウの件

第576話


「後ろから抱きつくなんて、ゲスね」


「うるせぇ、このままその体をぐちゃぐちゃにしてやるぜ」

レムウは力強く沙羅を圧する。

すると沙羅はテレポートで抜け出す。


「甘い」


「甘いのはお前だ。逃げ出すのは予想済みだ。レムウキック」


「真覇炎竜脚!!」

2人の蹴りがぶつかりあって爆発を起こす。


「ぐぉぉぉ。足が」

レムウの足が燃え上がる。


「真覇炎竜拳」

その隙を見逃さず沙羅は攻撃を続ける。


「ぐはぁ!!」



「沙羅さんは大丈夫そうですね」


「でも、なんでサイコパワーを使わないのかしら」


「僕との戦いで力を使いすぎたのかな。手伝いに行ってくる」


「待てよ、徹。さっき言ってたじゃねぇか。制御が難しいからあんまり使わないって」


「そうだっけ。でもサイコパワーを使わないで勝てるのかな」


「まぁ見てようぜ」


「貴様、ルルームを倒した時の力を使え」


「嫌よ、連続で使うのは疲れるから」


「バカにするなぁ」

レムウは魔獣に変身する。


「力が上がった!!」


「遅い!!」

レムウは素早い動きで沙羅に殴りかかる。

沙羅は両手をクロスして攻撃を防ぐ。


「くっ!!」

そのまま沙羅は地面に叩きつけられる。


「沙羅!!」

すると地面から強力な力が放出される。


「おお、サイコパワーか」


「いや、違う力だ」


「油断したわ。頭を打った」

沙羅は頭から血を流す。


「ちょっと沙羅がダメージを受けているわ」


「いい加減、本気の力を出せ」


「だからあんまり使うと暴走しかねないから嫌なのよ」

あんたにはこの力で戦う。

沙羅の髪が赤く染まる。


「な、なんだ!!」

レムウはおもわず後ろに下がる。


「バーニングドライブ」

沙羅の瞳は赤く染まり体には炎を纏っている。


「う、うそぉ」


「まだ違う力を持ってるのかよ」


「本物のチートだ」


「徹、自信持って」


「な、なんだ。この力は」


「魔獣さん。一応この形態も本気だからこれで満足して」


「くそぉ」

レムウは再び沙羅に突撃する。


「真覇鳳凰斬脚」

沙羅は炎の刃を蹴りから繰り出す。

するとレムウの翼が切断される。


「うぉぉぉぉぉ」

レムウは地面に墜落する。


「ぐぅぅ、ルルームの仇は俺が討つんだぁぁぁぁ」

レムウの力が増大する。



「カイフ!!」


「ええ、メイフ」


「よそ見をしてはいけませんよ。風神魔風斬」


「ダイヤモンドクラッシャー」

メイフとカイフはダイヤとカエデにおされている。



「すごい力!!復讐心って怖いわね」

沙羅は地上にいるレムウを見下ろす。


「うがぁぁぁぁ、ダークハイパーブラスト」


(受け止められるかな。いや、ちょっと力を使いすぎている)

沙羅は間一髪で攻撃をかわす。


「うがぁぁぁぁ」

レムウがいつの間にか沙羅の間合いに入る。


「あ、しまっ」

レムウの攻撃が沙羅に直撃する。


「つっ!!」


「沙羅!!僕も参戦してくる。未来僕に回復魔法を」


「わかったわ!!」


「来なくていい。徹は皆を守りなさい!!」

沙羅の大声が聞こえる。


「ほう、あの一撃を食らってまだ生きていたか」


「はぁはぁ、完全に油断した。またあの人に怒られる」

沙羅は脇腹を抑える。


「ふん、最初お前が召還された時はどうなるかと思ったが意外と簡単に倒せそうだな」


「はぁはぁ、3連続か。仕方ないよね」

沙羅の体を光が包む。


「沙羅の奴、またあの力を使うのか」


「サイコドライブ!!」

沙羅の発する力でレムウ、メイフ、カイフは吹き飛ばされる。


「うひゃあ。気合いだけで敵を吹き飛ばしたよ」


「少し様子が変じゃな」


「エリスさん。皆を連れて逃げて」

沙羅の目付きは以前とは違う。


「お主、力の制御を誤るなよ。みんな逃げるぞ」


「えっ」


「ここからは逃げさせないよ」

双子が行く手を阻む。


「どけ、ガキども。1000倍ドラゴンモード」

エリスは2人に攻撃を加えて無理やり道を作る。


「徹、そっちはテレポートで逃げろ!!」


「わかりました」


「ダイヤ、カエデ。行くぞ!!」


「あいさ」


「はい!!」



「おい、カイフ、メイフ手伝え!!」


「わかったよ。レムウ」


「カイフ私達も合体よ」


「カイフとメイフは合体して巨大な魔獣になる」


「ふふふ、2体の魔獣相手に敵うと思うか」


「思うよ。あんた達に見せてあげる。これがサイコパワーの2段階目」

沙羅の力は徹と戦った時よりも比べ程にならない力になっている。

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