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フレイル大活躍の件

第521話


「娘、その武器は使うな」


「えっ、でもあそこの入口を硬めちまえば魔物もこねーだろ」


「ここで魔物を倒し続けて魔術師の力を消耗させる。主に負担をかけさせたくないからな」


「そんなこと言っても結構ダメージあるぜ」


「我に任せよ」


「いや、でもじいさんなんだろ」


「人間体ではまだまだ若いらしいから大丈夫だ」

確かにフレイルの人間体はとても老人には見えない姿だ。


「さて、久しぶりに本気を出すとするか」


魔物が一斉にフレイルに襲いかかる


「ふむ、雑魚どもめ。ドラゴンスラッシュ」

魔物達は一気に斬り倒される。


「す、すげー」



「む、フレイルが戻ったな」


「この力はフレイルの物ですか」


「ああ、じじいのくせにハッスルしおって」


「ほんとだよねぇ。おじいちゃんは大人しくしてればいいのにー」

散々な言われようだなフレイル。



「むぅ、主達が噂をしているな」


「そんなのまでわかるのかよ」


「まぁどうでもよい。ドラゴンスラッシュ」

フレイルは魔物を倒し続ける。


「なぁこのまま戦ってたら疲弊するんじゃねぇか」


「それは相手も同じだ。それまでに主が魔術師を倒すのを待つしかあるまい」


「しかたねぇな。マッスル、スタミナドリンクだ」


「お、サンキュー。これで戦えるぜ」


「あたいもミサイルの補充をするからフレイル任せるぜ」


「ああ、お前達は少し休んでいろ。テラフレア」

フレイルは黙々と魔物を倒し続ける。



「ふむ、下の階は賑やかだが2階は静かだのぅ」


「もしかして下が本拠地だったとか?」


「でも魔術師はいませんでした」


「じゃあやっぱりここを進んでいくしかありませんね」


「むっ噂をしていたら魔物が現れたぞ」


「あれへ象ですかね?こんな狭い道なのに」


「逃げ場はなしということか」


象は鼻から炎を出す。


「メルメル反射シールド」

僕は象の攻撃をそのまま反射させる。


「ぐぉおぉん」


「あまり効いてないか」


「そりゃ自分の攻撃だからな」



「むっ、主達が戦闘に入ったな」


「お、魔術師かな」


「わからんがもうしばらく時間がかかりそうだな」


「よっしゃ、ミサイル充填完了行くぜーってあれ?」


「魔物が現れないぞ」


「我が大量に倒したからな」

周辺には魔物の死骸が転がっている。


「すげーな、フレイル。つまり魔術師は召還している余裕がなくなったってことか」


「いや、第2陣が来るぞ」


「えー、まじかよ」


すると扉からまた大量の魔物が現れる。


「ふん、雑魚が有象無象とファイヤードラゴンクラッシュ」

フレイルの攻撃で魔物は消滅していく。


「なぁマッスル」


「ああ、ヒデリちゃん」


「あたい達出番ないな」


「ああそうだな」


「ドラゴンパワー10倍。行くぞ貴様らスパイラルファイヤースラッシュ」

フレイルは魔物ごと周辺の建物を破壊していく。



「なんだか、下が騒がしいわね」


「ああ、すごい揺れだ」


「まったくじいちゃん張り切りすぎだね。これは後でくたばるな」


「ひどいいいようね」


「おい、それより目の前の敵に集中せい」


「あ、すいません。つい」


「象型が突進してくる」


「行くぞ、ハイパーメルメルサンダークラッシュ」

象型は僕の魔法の直撃をくらって倒れる。


「よし、やったぞ」


「うむ、見事じゃ」


「じゃあ先に進みましょう」


「……」


「象が邪魔で進めないわね」


「困ったのぅ」


「私に任せてください」

カエデが前に出る。


「必殺土龍閃」

カエデが象のいる床を切り裂く。

象型は1階に落っこちていく。


「おいおい、下のやつらが潰されたらどうするのじゃ。それにこの穴を飛ぶのか」


「文句ばっか言わないの。先に行きましょう。徹よろしく」


「ああ、出でよ。橋」

僕は魔法で橋を出す。


「おお、便利じゃな。では先に行くぞ」



「おいおい、何か落ちてきたぜ」


「魔物の死骸か。主達だな」


「さすがだな。姐さん達は」


「油断するな、我々もまだ終わってないぞ」


あんた1人でも大丈夫そうだけどな

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