合成魔獣と戦いますの件
第502話
合成魔獣はこちらをギロリと睨む。
「すごい魔力だ」
「うむ、皆気を付けろ」
「待ってください。後ろからも近づいてきます」
「流石に1匹だけじゃないよねぇー」
「僕が先ずは攻撃するのでそれに続いてください」
「オッケー」
「ディフェンスアタックアップ」
未来は僕に魔法をかける。
「よし、行くぞ!!メルメルサンダークラッシュ」
合成魔獣は僕の攻撃を受け止める。
「MDソードスラッシュ」
「風神烈斬」
2人の攻撃が魔獣に傷をつける。
「おっと、切り落とせないか!?」
「3人とも離れろ。ミサイルストーム」
ミサイルが魔獣に当たっていく。
「どうだ?」
「だめだ、まだ生きてる!!」
「後ろからも来るぞ!!」
「ヒデリ後ろの連中にミサイルを浴びせろ」
「えっ、わかったぜ」
「ダイヤも遠距離魔法で後ろに攻撃」
「徹とマッスルは目の前の魔獣を協力して倒せ」
「カエデは力を溜めて一番後ろにいる魔獣に備えろ」
「了解です!!」
「福原!!ダンベルスイングで魔獣のバランスを崩してくれ」
「わかった。ダンベルスイング」
魔獣にダンベルが直撃し、バランスを崩す。
「行くぞ!!メルメルメルメルプリンプリンのメルメルギガントスラーッシュ」
僕は魔獣を一刀両断する。
「おお!!すげぇぞ、徹」
「後ろの魔獣は!?」
「あたい達の攻撃で怯んでるぜ」
「ならばメルメルメルメルサンダーボルトバスター」
僕の両手が強力な雷が走る。
雷は魔獣達を端から消滅させていく。
「おお、徹。絶好調だねー」
「でも、あの1匹がダメージを受けてません」
「おお、確かに。力も強そうだね」
目の前に現れた魔獣は色々な虫が合体したような形状をしている。
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」
エリスさんが発狂する。
「ああ、虫か」
「カエデさっさと倒すのじゃぁぁぁぁ」
「了解です。皆さん離れていてください」
力を溜めていたカエデが刀を構える。
「奥義!!」
カエデさんの奥義はなんだかんだ見たことないな」
「風神疾風迅雷」
カエデは猛スピードで魔獣に接近してそのまま魔獣を一閃する。
魔獣は跡形もなく消滅する。
「凄い!!」
「あんな力があったのかよ。カエデ」
「奥義は力を溜める時間が必要なんです。だから皆さんのお陰ですよ」
「だから、カエデを下がらせてたのか。流石だぜ姐さん」
「ぎゃぁぁぁぁぁ、気持ち悪いいいぃ」
「しばらくダメそうだな」
「まぁ魔獣も倒せてよかったねー」
「そうですね。でも魔物は日々強くなってますね」
「そうだね。でもエリス様の指示がよかったんじゃない?」
「そうじゃろう。私のおかげじゃ」
「あら、もう復活してる」
「でもよぉ。あそこの研究所で開発された魔獣がなんで外に出てたんだろうな」
「そう言われてみるとそうだね」
「ああ、研究員もいなかったしな」
「どうせ作ったわいいが手に終えなくなって逃げたか魔獣に逆に襲われたとかだろう」
「はっはっはっはっ、そんなバカな真似をすると思うか。エリス・クロード」
崖の上から声が聞こえる。
「なんじゃお前は?」
「ふん、私の名前はサイエンだ。あの魔獣を作ったのは私だ」
「なかなか手応えはあったがもうお前の手札はないんじゃないか?」
「……」
ないんだな
「ふん、今日は挨拶をしに来ただけだ。私が作り出す魔獣に恐怖するがいい。はっはっはっはっ」
「ダイヤ!!」
「あいよー。ダイヤモンドブレス」
ダイヤの攻撃がサイエンに直撃する。
「おお、決まった!!」
しかしサイエンは何かメカを使って防御していた
「ふ、不意打ちなんて卑怯だぞってあれ。あれれれ」
サイエンの足元が崩れる。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
ドシャリ
「うわ、嫌な音がしたぜ」
「あんな高い所に登るからじゃ」
「こんな呆気ない最期でいいのか…」
お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。




