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修行開始の件

第475話


「よし、早速修行開始だ」


「い、いきなりですね」


「なんだ、じゃあ修行シーン全カットでもいいんだぞ」


「いや、それだととれ高が」


「何を言っておるのだ。さぁやるぞ」


「は、はい」



「2人とも大丈夫かしら?」


「大丈夫でしょー。私はエリス様が人に修行をつけてるところをまともに見たことはないけど」


「そうなの!?」


「だって昔は一匹狼だったし、私からしたら近衛騎士団長をやってること事態びっくりだよー」


「そんなにすごかったのね」


「よし、ロミアちゃんにマッスルさんにヒデリちゃん。私達も合体技を発明しましょう」


「おお、いいな。合体技」


「あたいはどうすりゃいいんだ?」


「わ、わ、たしも」


「まだ何をするかは決まってません!!」


「そんな胸を張るなよ…」


「よし、未来には私が攻撃魔法を教えよう」


「攻撃魔法ですか!!」


「そうそう、サポートだけじゃなくて攻撃も出来るようにならないとね」


「わかりました!!頑張ります」



「メルメルバスター」


「テラフレア」

2つの魔法はぶつかり爆発を起こす。


「甘い、フレイムブレイク」


「がはっ!!」

僕はエリスさんの炎の拳をボディに食らう。


「ハァハァ」


「どうした? もう終わりか」


「あの、はぁはぁ、もしかしてひたすら模擬戦ですか」


「そうじゃ、そうしないとレベルアップせんからな」


「レベルアップ?」


「そうじゃ、はっきり言うが今のパーティでお主だけレベルアップが遅れている件」


「え…や、やっぱりそうだったんですね」


「うむ、いつだったかは分からんが急にレベルアップが止まっておる。元の力が強いからそれでも何とかなっていたがな」


「うぅ、確かに最近上手くいってないとは思っていました」


「だから、ひたすら私と戦ってレベルを上げるのじゃ」


「それで何とかなるんですか?」


「わからん、だが何もしないよりマシだろ。ほれ、さっさと立て。後この神殿は王様が作ったから万が一大ケガをしてもすぐに回復をするから遠慮はするなよ。私はしないからな」


うぅ、こうなりゃ、やけだ。


「わかりました。全力でやります」


「よし、いい顔だ」


「はぁぁぁぁぁぁ」

僕は力を上げる。


「メルメルサンダーブラスター」

エリスは軽やかに攻撃をかわす。


「メガフレア全体攻撃」


「くっ、メルメルシールド」

この後エリスさんは距離を詰めてくるはず。


「ファイヤインパクト」

やっぱり来た!!


「メルメルテレポート」

エリスの攻撃は外れる。


「よし、メルメルファイヤー」

しかし攻撃の先にエリスはいない。


「あれ」


「こっちだ」

エリスさんは上から僕を蹴り飛ばす。


「ぐぅぅ、メルメルガドリング」


「マッスルの技か。ファイヤストーム」

エリスはあっさりと攻撃を相殺する。


「うぉぉぉ、メルメルバーニングパーンチ」


「ファイヤカウンターナックル」


「げはっ!!」

僕は思いっきりカウンターを食らって意識を失う。


「ふぅ、戦いの勘はいいんだがな」


(主よ、小僧の力はどうも制御がかかってるように思います)


「そうじゃな。しかし何でそのようなことをする必要があるのじゃ」


(これ以上のレベルアップは小僧の身体に不可がかかる為かと)


「ならばそこも鍛えるか。やっぱり戦うしかないな」


(相変わらずの脳筋ですな)


「うるさい、じじい」


「うっ」


「目が覚めたか。続きをやるぞ」


「は、はい」


「それとももう止めるか?」


「いや、やります。やらせてください」


「いいぞ。では続きだ」



「ぐはぁー」

僕は地面に叩きつけられる。

くそ、これで何回目だ。

エリスさんにまともに攻撃を与えられない。


「ふぅ、一旦休憩とするか」


「は、はい」


「お主の戦闘感覚は十分によい。しかし力の解放が上手くいっておらんな」


「力の解放ですか」


「そうだ。上手く言えないがストッパーがかかっているようだ」


「ストッパーですか。それはどうやって外せば」


「うーん、私とひたすら戦うしかないんじゃね?」


((脳筋))


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