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魔王の娘がすごくなついてきて戸惑った件

第46話

「あのー、ロミアちゃん。そんなにぴったりくっつかなくても」

ロミアは僕の洋服をつかんで後ろにぴったりくっついている。

僕よりは幼いがやっぱり女の子が近くにいると緊張する。


未来はなんだかずっと機嫌が悪いし…


エリスさんもいつこの子に攻撃をするかわからないから、怖がるのはわかるが…近い


「おい、次の村にそろそろつくぞ」

エリスさんが言った。


「あの、ロミアさん。私たちは魔族と戦うのですよ。それをみることになるんですけど大丈夫ですか?」

カエデさんが珍しくまともなことをいった。


ロミアは何も言わない。

いや、言えないのだろう。


「ロミアちゃん、僕らは魔族討伐の旅をしているんだ、だからカエデさんの言う通りだよ」


「大丈夫です、相手もあなた達を倒しにくるのですから、覚悟はしています」

辛そうな顔でロミアは言う


気持ちはわかる、でも魔族は人間を殺しすぎた。これは事実だ。そしてこれからもこの争いは続く。

この子をつれてきたのはやはり間違いだったか。


そうこうしているうちに次の村についた。村はやはり静かだ。


「うっ」

未来が声を出した。


僕は未来の方をみた。人間の死体が何人かあった。


やはり、これが現実なんだ。


「魔族の気配を感じます。みなさん気をつけて」

カエデさんが言う。


ロミアはローブで身を隠す。そして僕の手を握ってきた。


まずい、これでは戦えない。


魔物がのそのそと現れた。

いわゆるゴブリンのようなやつだ。


「ロミアちゃん、手を放して、僕は戦わないと行けないんだ。」

ロミアは口をつむぎながら手を離す。


ごめん…でも僕は…

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