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魔獣ウルウルフの件

第367話


「しかし、魔獣まで復活しているとはな」


「本当だねー」


「でも連戦になったら大変ね」


「確かに、そうならないにこしたことはないけど…」


「ちょっと徹なに読んでるのよ」


「魔法少女メルルンの漫画だよ。さっき魔法で出したんだ」


「あんたまで、エリス病がうつったの」


「おい、病気扱いするな」


「何か近づいてきます!!」


「やはり、畳み掛けてくるか」


目の前には狼型が現れた


「ロミアちゃん、これは魔獣ですか?魔物ですか?」


「魔獣ウルウルフです!!」


「名前に緊張感がないわね」


「しかし、こやつスピードが大分早いぞ」


「隙を見せたらバッサリいかれそうだな…」


すると、ウルウルフが目の前から消える。


ウルウルフは未来の目の前に現れて鋭い爪で攻撃を仕掛ける。


エリスはそれをよんでいたのか剣で受け止める。


「メガフレア」

エリスは左手で魔法を繰り出す。

ウルウルフはすばやい動きでそれをかわす。


「ちっ、すばしっこいのぅ」


「た、助かりました」


「それよりも、自分を含めて強めの防御魔法をかけろ!!」


「は、はい、ハイパーディフェンス」


「くそ、動きが速すぎる」

僕は魔法を使うがすべてかわされる。


カエデはすばやい動きでウルウルフと交戦するが爪で受け止められてしまう。


「動きは追えるけど攻撃が決まりません!!」


「ロミア、やつの動きを封じることはできぬのか」


「出来ますが、皆さんにも負担がいきます…」


「かまわん、みんな気合いを入れろ」


「え、はい」


「では、グラビティクエイク」


地面が揺れ始める。

そして、周囲に強力な重力がかかる。


「うお」


「ぐっ」


「た、確かにこれならあいつも動きが遅くなるけど」


「俺らもまともに動けねぇ」


「エリスさん、ダイヤさん」


「仕方がないな、行くぞダイヤ」


「オッケー」


どうやら2人はロミアの重力の中でも動けるようだ。


つまりロミアよりも力が上ってことか。

負けられない。僕だって


「うぉぉぉぉぁ」


「なんじゃ」


「お、引きこもり君が頑張ってるね」


僕は力を上げる。

すると体が軽くなる。


「よし、僕も戦います」


「よしよし、よく乗り越えたな」


「じゃあ、トリオで行きますかー」


ウルウルフは動きが鈍くなっている。


「テラフレア」


「メルメルファイヤー」


「ダイヤモンドバスター」


3つの魔法が組み合わせって1つの光線になる。

ウルウルフは直撃を受ける。


「ぐ、ぐるるるる」


「ほう、まだ動けるのか」


「みなさん、早めに倒してください。私の力もあと少しです」


「よし、ならば新技を試してやる」


「お、徹。かっこいいぞー」


「行くぞ!!新必殺技。メルメルメルメルディメンションクラッシュ」

僕はウルウルフを両断する。

両断と同時に後ろに時空の割れ目ができる。

僕はウルウルフを時空の中に押し込む。


「おお、なかなかすごい技だね」


「ほう、徹のやつ。いつの間にあんな技を」


「あれが徹が言ってた新しい技…」


「よし、倒したぞ」


ロミアは魔法を解く。


「おお、体が軽くなったぜ」


「あたいのメカも壊れるかと思った」


「でも徹。あんな技いつの間に」


「ああ、メルルンの漫画に書いてあったのさ」


「そ、そういうことだったのね」


「さすがチート能力だねぇ。イメージすれば何でもできちゃうんだっけー?」


「いや、そんなことはないですよ」


「もっと、そのメルルンとやらのなんだ?漫画を読むといい」


「わかりました、続きを読みます」


「なんか、緊張感が無いわ」


こうして僕は歩き漫画をすることになった。


※良い子はマネしないでください。


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