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ダイヤドラゴン全開の件

第358話


「来るぞ」


「よーし、はりきっちゃうぞー」

ダイヤはドラゴンに変身する。


「ちょちょ、いつもより大きくない」


「はりきってるからねぇー」


「そういうものなのか…」


「見て、怪獣型の魔物よ」


「おお、見てくれて的にちょうどいいな」


「何がちょうどいいのよ」


「がぉぉぉぉぉぉん」

怪獣型がノシノシと近づいてくる。


ダイヤドラゴンは光線を放つ。


怪獣型も負けじと光線を放つ。


2つの光線がぶつかりあい、辺りが揺れる。


「うわ!すごい力だ」


「まだまだ、余裕じゃな。本気をだせ。ダイヤ」


「ぐるるるるるぅ」

ダイヤドラゴンはズシンズシンと怪獣型に近づいていく。


「ダイヤさんの方がわずかにでかいね」


ダイヤドラゴンがしっぽを振りかざして怪獣型をなぎ倒す。


「ぐぉぉぉん」

怪獣型は倒れながら光線を発射する。


ダイヤドラゴンの肩に当たるがその固い身体はそれを受け付けない。


「ぬぉぉぉぉぉ」


ダイヤが弾いた光線が放射線状にこちらに降ってくる。


「ディフェンスドーム」

未来が村を守る。


「あぶなかった、ありがとう未来」


「それより危険すぎるわよ、あの戦い」


「うむ、やらせなきゃよかったな」


「今さら何いってるのよ」


「ぐぉぉぉぉ」


ダイヤドラゴンが空を飛ぶ。


怪獣型はそれを追うように光線を放つがドラゴンは素早くかわす。


「くらいな、ハイパワーダイヤモンドブラスター」


「あ、いかん。未来、徹、ロミア一斉に防御じゃ」


「「ええ」」

僕達は慌てて未来の防御ドームに力を注ぐ。


その刹那、強力な光線が怪獣型周辺を飲み込む。


光線の反動が防御ドームにひび割れを起こす。


「皆のもの、もっと力を入れろ」


「これ以上無理よ」


「諦めるでない」


「メルメルパワー全快!!」

防御ドームのヒビが補修されていく。


「な、なんとか防げたか?」


煙が立ち込めて状況が見えない…


ダイヤドラゴンは空を飛んだままだ。


「カエデさん」


「魔物の匂いは消えてます」


「おい、ダイヤやりすぎだぞ」


「まだだ」


「ん?」


光線が防御ドームに向かってくる、


「うわ、まだ倒れてないのか」


「煙のせいで匂いがわからなかったみたいです」


「どあほ!!」


「ダイヤ早く止めをさせ」


「煙で相手がみえなくてー」


「どあほ!!」


「けどなかなかしつこいじゃないか、もう一発撃つから防御よろしくねぇー」


「だとさ、もうひと踏ん張りじゃ」


「了解です」


僕達はもう一度防御ドームを形成する。


ダイヤドラゴンが先程の光線を再び放出する。


「ぐぅぅぅぅ」

凄い威力だ。


「しかし、あの光線で死なないなんてすげぇな」


「そうですねぇ」


「まだ、生きてたら俺のマッスルパワーでなんとかしてやるぜ」


後ろの3人は呑気だな。


「おい!カエデお前は風神の力を使って煙を吹き消せ」


「わ、わかりました。烈風!!」


カエデは刀を振り抜いて強力な風を煙に向かって吹き掛ける。


煙が一瞬で消えていく。


すると、怪獣型は横に倒れている。

体も欠損しているようだが…


「終わったか?」


ダイヤドラゴンが怪獣型の所に降りて頭を踏み潰す


「うげぇ」

エリスが思わず声をあげる。


「よし、倒した。倒した」


「お前、一撃目手を抜いただろ」


「いやぁ、本気でやり過ぎるとここら辺一帯が壊れちゃうからさ」


「ま、まぁ確かにそうだな」


「でしょ、まぁ倒したんだし許してよ」


「うむ、まぁ見事だったぞ」


「そうでしょそうでしょ」


「しかし、こっちも大変だったぞ。皆のものご苦労だった。少し休憩をするぞ」


「はい」


「はーい」


「ご飯、ご飯」


僕達はしばらく休憩をとることになった。

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