今度は巨大ムカデですっての件
第350話
「とりあえず、北西の魔物は倒したな、次は東南エリアを探すぞ」
「あばばばばばばば」
「カエデさん、ココアです。暖まりますよ」
「カエデは急いでココアを飲む」
「火傷しますよ!!」
「ふぅ、元に戻りました」
「そうか、ならカエデ魔物の匂いは?」
「東南方面に強力な力を感じます。先程の蛇より強いですね」
「うむ、では皆戦闘準備に入れ」
「了解です」
「さあ、いつでもかかってこい」
地面が揺れる。
地面から出てきたのは巨大なムカデだ。
「で、デカイ」
「後は任せた」
エリスは球体君に入っていく。
「おい!!」
「虫はダメだ」
「よし、俺が行くぜ。マッスルインパクト」
福原が巨大ムカデの顔面にパンチを繰り出す。
ガキン!!
ダメージは通らない。
「くっ、固いぜこいつ」
「ミサイルストーム」
ムカデは平然としている。
「メルメル岩石落とし!!」
ムカデは大きなキバで岩石を砕く。
「くそ、手強いぞ」
「とりあえず、近づいてくるのを防ぎましょう。風神竜巻」
カエデは竜巻をムカデに直撃させて、後方に下げさせる。
「メルメルバーニングファイヤー」
ムカデは炎に包まれる。
「どうだ?」
「だめよ、聞いてない」
「ブラックホールバスター」
「くがぁぁぁぁ」
ムカデが光線を放つ、
ロミアの魔法が相殺される。
「くっ、強いです」
「変身!!」
ダイヤはドラゴンに変形する。
ダイヤドラゴンがムカデに噛みつく」
「くっ!キバが通らない」
ムカデのしっぽがダイヤドラゴンにぶつかる。
こちらも攻撃を弾いていく。
「硬いもの同士。どうにもならないわね」
「ヒデリさん!アブゼロは撃てる?凍らせれば何とかなるはず」
「わりぃ、玉切れだ」
「わかりました。メルメルアイスストーム」
ムカデのキバが何とか凍る。
「アブゼロとは行かないか」
「ナイスだよ。徹」
ダイヤドラゴンはキバを破壊する。
「よし!このままメルメルアイスストーム」
ムカデは光線を発射する。
「うわっ」
僕はすんでのところで回避する。
「くそ、どうする!!」
「止まるな、徹。俺が隙を作る」
「くらえ、マッスルハイパーマグナム」
福原は手を痛めながらもムカデはバランスを崩す。
「よし、今だメルメルメルメルプリンプリンのハイパーアイスストーム」
ムカデの半身が固まってくる。
「今だ、福原」
「よっしゃあ。マッスルガドリング」
ムカデの凍った体に福原がパンチのラッシュをおみまいする。
「ぐぉぉぉぉぉん」
ムカデは凍った部分が破壊されて、倒れ混む。
「よし、アブゼロもたまったぜ」
「ダイヤさん一旦空に飛んでください」
「オッケー」
「よし、アブソリュートゼロ。発射ぁ」
残ったムカデの体全体が凍っていく。
「ダイヤさん!!」
「よっしゃあ、行くよ」
ダイヤドラゴンの足にダイヤモンドがコーティングされていく。
「粉々に砕けろぉ」
ダイヤドラゴンはムカデを踏み潰す。
「ふぅ、終わったねぇ」
ダイヤは人間に戻る。
「徹はなんでも使えるんだねぇ」
「はい、基本はメルルンの魔法なら何でも」
「メルルン?」
「あ、こっちの話です」
「そっか、おーい。エリス様もう出てきていいよー」
「おう、そうか。がんばったな」
「あんた、都合がいいわねぇ」
「仕方ないだろ、虫は無視」
「なぁ、どっかでパーツの補給をしたいんだけど」
「ああ、じゃあさっき飛んだときに洞窟が見えたからそこに行こうかー」
「お、じゃあそうしようぜ」
こうして、僕たちは洞窟に向かって行った。
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