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合流しましたの件

第311話


「さて、そろそろ合流しましょう」


「そうだねー」


「場所はわかってるからそろそろ行こうか」


「でも向こうも鳥と戦ってる可能性とかあるんですかね?」

ロミアが言う。


「それは大丈夫そうです、魔物の匂いがしませんので」


「それならよかったです」


「向こうは何やってるかねー?」


「よし、じゃあ私の背中に乗って移動しよう」

僕たちはダイヤの背中に乗る。


「意外と見つからないねぇ、気配は感じるんだけど」


「カエデさん、見えますか?」


「うーん、見えませんねぇ」


「移動しちゃったのかな?」



そのころ


「ねぇ、2人ともいつまで寝てるのよ」


「ぐごぉぉぉぉ」


2人とも未来の声が聞こえないほど深く眠っている。


(主が寝てるとダイヤ達が気配に気づけないと思われるぞ)


「じゃあ、叩き起こすしかないわね」


「その形態では叩けぬだろう」


「とりあえず、よいしょっと」

スライム未来がエリスの顔に乗っかる。


「…」


「…」


「…」


「ぶはぁ、息が出来ない!!」


エリスが慌てて未来を外す。


「貴様、殺す気か!!」


「いつまでも寝てるからよ」


「ん、どうしたんだ」

ヒデリがあくびをしながら目を覚ます。


「あんたたち寝過ぎよ」


「そうか、よかった。鳥に襲われなくて」


「それより、さっきむこうで強力な力を感じたわよ」


「ほう、では巨大な鳥はやつらが倒してくれたんだのぅ」


「じゃあ、さっさと合流しましょう」


「そうじゃな、私の力を放出するとするか」

エリスは力を放出し始める。



「お、エリス様の力を感じるよー」


「あ。じゃあ無事なんですね」


「まぁ、エリス様はそう簡単に死なないよー」



「あ、いたいた。おーいエリス様ー」


「おお、皆のもの無事だったか」


「はい、巨大な鳥が2匹いましたよ」


「ほぅ、そうじゃったか。すべて倒したのか?」


「はい、何とか倒せました」


「そちらはどうでしたか?」


「…」


「えっと、警戒」


「2人とも寝てましたよね!!」

未来がぴょんぴょんと跳ねている。


「…」


「まぁこっちに来てくれてよかったですよ」


「しかし、魔物の力もあがっているのぅ」


「確かにねー。ちょっとてこずったよね」


「ええ、僕達も修行をした方がいいんですかね?」


「いや、戦っているうちにお主たちは確実にレベルアップしておるから、実践あるのみじゃな」


「そういうものですか」


「うむ、自覚はなさそうだがお主たちは初めてあったときより強いよ」


「まさか、スライムになるとは思ってなかったけどね」


「まぁ、未来よ。もう少し待っておれ。ロミアが術を解く方法を考えているようだ」


「あ、そうなんだ。ありがとうロミア」


「いえ、多分あと少しでなんとかなりそうです」


「よかった、それなら一安心だね」


「よかったのぅ、彼女が元に戻って」


「えっ、いや、あの」


「ついでに胸も大きくしてもらったらどうじゃ」


「おい、このエロ親父!!」


「親父とはなんじゃスライム」


「何だか懐かしいやり取りですね」

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