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魔法少女メルルンになった日の件

第31話


「いくぞ、メルメルメルメル変身」


僕の体は魔法少女メルルンの衣装に変身した。


「と、徹…」

未来が言葉を失う。


「僕は負けない。そして、力に溺れることはない。何故ならば」


「僕はメルルンと共にあるのだ」


「くらえ、メルメルメルメルバーストブラスター」


巨大な光線は向かってくる無数の魔物を一瞬で消し飛ばした。


「どうやらふっきれたようだな」

エリスが攻撃をなんとか避けた残党を倒しながら言う。


「私たちの出番もほとんどありませんね」

カエデは空を飛ぶ魔物にクナイを当てて打ち落とす。


あっという間に無数の魔物は滅んだ。


「あんたたちすげえな」


「ナイスフォローだったぞ、お主たちも」


「あんたたちなら魔族を滅ぼすことができるかもしれないな」


「しれないじゃないですよ。必ずします」

僕ははっきりと伝えた。

「お兄ちゃんかっこよかったよ」


「マリアちゃん。僕は君のお陰で復活したんだ。ありがとう」

マリアちゃんはにっこりと笑う。


「よし、あれだけ大量の魔物を倒したのだからしばらくこの拠点は安全かな。だが先刻の約束通りお主たちは我がラングレン王国が保護する。迎えを寄越すからそれまでまっていてくれ」エリスさんが騎士団長として話す。


「本当になにからなにまですまないな。よし、今日は宴だ。いいよな?エリスさん」


「宴は大歓迎じゃ。ほれ徹達もこっちにこい」


「わかりました」

僕はみんなの輪のなかに入っていった。



とある場所でふたりの男女が話す。


「どうやら、なんとか大丈夫そうだな」


「そうですね、あなた。一時はどうなることかと思いましたわ」


「まったくだ、しかし最近エリスはあの力を使いすぎな気がする」


「そうですね、せっかく幼くなったのに、まだあれだけの力をつかえるとは私も予想外でした」


「うむ。だがあと少しだ。あと少しで完成する。それまで無理はするなよ。エリス」


拠点では宴が続いている。





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